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『イルミ…ネーション？』
煌めくその光景に見入っていると
深澤「おーい照。ここ学校だぞー」
後ろから聞こえた声に2人で振り返ると
深澤先輩をはじめ、他のバスケ部の皆さんがニヤニヤしながらこちらを見ていた。
岩本「…ふっか？！」
深澤「まぁAちゃんの可愛さに免じて今日だけは許してやるけどな！」
恥ずかしくなって照君と距離を取ろうとするも、その手は回されたまま離れない。
深澤「クリスマスだから張り切って飾ってたこれがこんな風に役立つとは思わなかったわ。笑」
Aちゃん気に入ってくれた？とピースして笑う深澤先輩に思わず笑みが出て、はいっと返事をする。
岩本「…ありがとなふっか」
深澤「いいえー。じゃあ俺ら退散するから。
仲良くやれよ！」
えー俺もうちょっと見たかったーと騒ぎ出す他の部員さん達に、ほら行くぞ！と呼びかけてその場を出ていった深澤先輩。
まるで嵐が去ったように一気に静かになった空間。
2人顔を見合わせて笑った。
『じゃあ帰ろっか？』
岩本「ん。送ってくね」
『…遠いよ？』
岩本「いいの。その分一緒居られるから」
その言葉に少し恥ずかしくなって
体が離れたタイミングで先に歩き出そうとしたら
ぐいっと腕を引っ張られて
フワッと一瞬だけ触れた唇。
岩本「笑顔も好きだけど、その照れた顔も好き」
きっとこれからも忘れる事のないクリスマス。
大好きな笑顔を独り占めできただけで
私の胸は幸せでいっぱいだ。
岩本「帰ろ」
『うん！…あ、制服』
岩本「あ…ごめんすぐ着替えてくる」
『ふふ、うん』
ねぇ照君。
私も、照れた表情も好きだよ。
end.
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mamemiya(プロフ) - nagatakumikoさん» コメントありがとうございます✳︎そう言って頂けて嬉しいです。また新しい作品が出来ましたら宜しくお願いいたしますp(^_^)q (2022年12月30日 11時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 最後まで読みました。みんなの話感動しました。 (2022年12月30日 7時) (レス) @page37 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年12月25日 19時
