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ページ20

静かになった空間。



スマホから顔が上げられない。



横から感じる視線。





ラウ「Aちゃん」




ラウ「ね、顔上げて」




ゆっくり顔を上げたら
優しくこちらを見つめるラウ君。



思い出した。
私この優しい瞳が好きなんだ。


最近こんな風に、しっかり目を見て
話せてなかったかもしれない。



張っていた気持ちが、緩んだ気がした。






ラウ「ね、Aちゃん」




あ、なんか。


気が緩んだら




ラウ「俺のワガママ聞いてくれる?」





涙腺も緩んできたかもしれない。



否、もう既に




ラウ「ふふ、良いよ泣いてよ。
俺しか見てないから」






目の前に差し出されたその煌めきに


私の涙腺は崩壊していた。








ラウ「Aちゃん。



不安や辛さは全部俺に預けてよ。


楽しさは2人で倍にしてこ。


何があってもそばにいるし


どんな時だって笑顔にする。



絶対に幸せにする。


だから。




…俺と、結婚してもらえませんか」






ボロボロと涙が止まらない私の頬に
そっと手を添えて優しく笑った。





私、何を悩んでたんだろ。



この人はいつも、こんなに優しく私を見てくれていたのに。





『よろ、しく…お願いしま……へっくしゅん!!』



ラウ「…ふ、ふふ」



『…もう、最悪』





顔を隠したいのに、大きな手はそれを許してくれなかった。






もう片方の手も頬に添えられて
両手で顔を包み込まれる。





ラウ「…もう、ほんと最高。
どんだけ可愛いの」





近づいた顔にゆっくり目を閉じると



ちゅっと可愛らしい音を立てて唇が重なった。






こんなドジな私だけど



よろしくお願いします。











ラウ「…もう、ここに住んじゃう?」




年下彼氏は、とても頼りになる
旦那様になったのでした。







end.

❄︎ orange story.....from 年下男子とオフィスラブ?→←.



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設定タグ:SnowMan , 短編集 , クリスマス   
作品ジャンル:恋愛
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mamemiya(プロフ) - nagatakumikoさん» コメントありがとうございます✳︎そう言って頂けて嬉しいです。また新しい作品が出来ましたら宜しくお願いいたしますp(^_^)q (2022年12月30日 11時) (レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 最後まで読みました。みんなの話感動しました。 (2022年12月30日 7時) (レス) @page37 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamemiya | 作成日時:2022年12月25日 19時

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