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『…お邪魔します』
ラウ「どうぞどうぞ」
到着したのは綺麗なタワーマンション。
初めて来た彼の部屋。
私の家には何度か遊びに来てくれていたんだけど
タイミング合わず彼の家には行けていなかった。
床に出されたふわふわのスリッパに感動していると、
ふふ、早く入ろと嬉しそうに笑った。
部屋に入るとその広さにまた感動する。
ラウ君とは付き合ってもうすぐ2年。
出会いは友人の紹介だった。
初めて会った時、その美しさに圧倒されて
全く食事が喉に通らなかった事を思い出す。
もう彼の前では失態しかしてなかったから
2回目の食事に誘ってもらった時は夢かと思った。
告白をされた時はもはやドッキリかと思った。
今でもたまに思う。
この人と付き合えてるのは夢なんじゃないかって。
ラウ「夢じゃないよ。
てか夢にされたら困るよ。俺が」
『え、私声に出してた？』
ラウ「うん。なんなら全部出てたよ」
ラウ君は私より３つも年下なのに
私より断然しっかりしてる。
ラウ「ふふ、ほんとAちゃんといると飽きない」
…だから、たまに不安になる。
こんな平凡な私が彼女で良いのかなって。
いつも優しくて何かあっても包み込んでくれるその暖かさに甘えてばっかの私に。
いつか呆れて離れていっちゃうんじゃないかって。
そんなめんどくさい事ばかり考えてる自分が、嫌いだ。
ラウ「…Aちゃん？」
『あ、ううん。そうだご飯どうしよっか』
本当は今日は2人でレストランに行く予定だったんだけどさっきタクシーの中でキャンセルをしたラウ君。
『出前とか取る？
私が奢るから！好きなもの頼んでね。
えっと…何が良いかな』
スマホでメニューを開きながら色々見ていたら
パシっと手を掴まれた。
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mamemiya(プロフ) - nagatakumikoさん» コメントありがとうございます✳︎そう言って頂けて嬉しいです。また新しい作品が出来ましたら宜しくお願いいたしますp(^_^)q (2022年12月30日 11時) (
レス) id: 8b0826854e (このIDを非表示/違反報告)
nagatakumiko(プロフ) - 最後まで読みました。みんなの話感動しました。 (2022年12月30日 7時) (レス) @page37 id: cc4ab27b52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamemiya
| 作成日時：2022年12月25日 19時
