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11話 ページ13

言葉を交わすことなくただ時間だけが過ぎていく




最初に頼んだアイスティーはとっくにぬるくなってしまっている






彼女はずっと窓を見つめている







きっとこのアイスティーを飲んでしまえばこの時間は終わってしまう






この時間が永遠に続くわけがない






この時間に終わりを告げるように






俺の携帯が鳴った








『あ、ごめん』







「いいよ。出てきて」









彼女に促されるまま携帯を持って外に出てきた







『はい。』








『わかりました。』









電話をおえ店内に戻ると







彼女の姿はなかった







支払い済みの伝票と置き手紙を置いて

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作者名：夏樹 | 作成日時：2020年4月18日 13時

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