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朝日が差し込んで
眩しさで目が覚める
身体は重くてだるい
「Aちゃんおはよう」
「身体大丈夫？」
「やっ！」
彼に少し触られただけで
感じる嫌悪感
「はは、もうAちゃんは素直じゃないなぁ」
昨日の記憶が蘇る
抵抗したのに...
何度も何度も...
涙が溢れそうになる
ただただしょうを睨みつけるしか出来ない
「ふふ朝ごはん部屋の前に運んでもらうね、一緒に食べよ」
「....」
逃げたい、
この人から絶対逃げたい
「さっAちゃんそろそろ帰ろうか」
「....」
「ふふ、拗ねてる顔も可愛い」
「そんな顔したってもうAは俺のなんだから」
「ね、おいで」
また優しくお姫様だっこをされて
部屋を後にする
ゆっくり車が発進して
ホテルから出る
高速を3.4時間走って
一般道に降りる
しょうから逃げ出したい気持ちでいっぱいで
兎に角何かないのか
考えていた...
ふとバックミラーを確認する
後続車は...いる...
今なら私が車から飛び出せば
後続車がいるから
急ブレーキはかけられない
逃げ切れる。
走っている車から飛び出すなんて
怖い...
でも...
もうここにしかチャンスはないから
「胸が苦しいからシートベルト外したい」
「気分悪いの？大丈夫？」
「外していいよ、でもちゃんと気をつけてね、もうAちゃん1人の身体じゃないかもしれないし」
「うん...」
「俺ねパパって呼ばれるの夢だったんだ」
「Aちゃんも赤ちゃんも俺が絶対絶対守るからね」
「....」
私がこの人を愛してさえいれば
どれだけ幸せなんだろう
でもこんな歪んだ関係無理だから
おかしいから
私には会いたい人がいるから
車が少しスピードを落とした瞬間
"バン！！！"
勢いよく外に飛び出す
一瞬がとてもスローに感じる
聞こえるしょうの叫び声
「Aッ！！！」
地面に打ち付けられ身体が転がる
ガードレールに強くぶつかって
なんとか身体が止まる
痛みを感じた時
大きな音が聞こえる
"ドン"
音のする方を見ると
後続車に追突された
しょうの車がスリップして転がっていた...。
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hamiky0713(プロフ) - ありがとうございます、少しずつですが手直しも加えながら完結まで書いて行きたいと思います (2020年8月16日 21時) (
レス) id: c0250b1c52 (このIDを非表示/違反報告)
m - 久しぶりの更新ありがとうございます!これからも楽しみに待ってます! (2020年8月16日 20時) (レス) id: 27114867a8 (このIDを非表示/違反報告)
hamiky0713(プロフ) - ありがとうございます、励みに頑張ります！ (2020年7月22日 3時) (レス) id: c0250b1c52 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしています！！ (2020年7月17日 11時) (レス) id: bada07e1ed (このIDを非表示/違反報告)
hamiky0713(プロフ) - ご指摘ありがとうございます、改善しました (2020年7月13日 16時) (レス) id: c0250b1c52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mmkky | 作成日時：2020年7月13日 3時
