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#6 ページ6

それから15分ほどして
チャイムが鳴った。



中島さんを起こさないように
そっと手を離して、急いで玄関へ向かう













「ごめん西川、ほんとありがとう」

西川「こんな夜中に電話きたら焦るわー
もうすぐ寝ようと思っとったのに〜」

「ほんとごめん…」





それでも ええよええよと
笑って許してくれる西川は優しい。









ーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「中島さん、西川来ましたよ」


西川「卓さんなにやってんすかもう〜…」



中島「ん、……」




少し休んだせいか、車の中の時よりは
顔色が良くなっている気がする。

でも相変わらず辛そうだ。









「熱はかりましょ」

体温計を差し出して待つこと約10秒。



「38.2…」

西川「今日俺ん家泊めてくか、
こんな状態で1人にさせらんないし」



西川「ていうか卓さんが悪いんですからねー
具合悪いまま試合に出るしヤケ食いするし…。
今日が日曜日でしかも明日移動日じゃなくて
よかったっすよほんと」






え、具合悪かったんだ…

もっと早く気づいてたら、





中島「ごめん、…」

西川「ええ、卓さんが素直」






行きますよー、と西川が中島さんを運ぶ。
私も玄関までついて行く











「西川」


西川「ん?」


「夜遅いのにわざわざありがと、ほんとにごめん」





西川「何言ってんの。逆にここまで
卓さん運んできてくれてありがとな
A明日仕事あるんだからはよ寝な」










「なんか今日優しいね」



西川「いつもやいつも!じゃあおやすみ」



「www、おやすみ。ありがとう」






ドアが閉まる。











ーーーーーーーーーーーーーーーーーー









2人の姿が見えなくなってからドアの鍵を閉め

食器を洗い




眠たい目を擦りながら


お風呂に入った

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作者名:ヤクルトハム | 作成日時:2018年12月16日 13時

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