45 ページ46
JM「言うこと聞けないなら、無理やりしちゃおっか。」
嫌だ。怖い。
そう思った時にはもう遅くて、
「ん"っ！！」
目の前の人の唇が、私の唇に重なった。
私、ファーストキスだったのに…………
そんなことを思いつつも、嫌で、どうにか唇を紡ぐ。
けれど、目の前の人はおかまいなしに私に唇を重ねる。
苦しい。どうにか鼻で息をしていたのに、
「っっ！！！」
鼻を摘まれた。
息ができない。
「…っはっ！」
苦しくて口を開ける。
「んん"！」
口を開けた瞬間にその人の舌が私の口の中に入ってきた。
「んん…んっ…」
いまだに鼻を摘まれているから口でしか息ができないのに、
口の中はおかしくなってしまいそう。
その人が無理やり絡めてくる舌が気持ち悪いのに、
苦しくて、正常な思考回路ができなくて、
それは、何分、何時間続いたんだろう。
私にとっては、何時間にも感じられた。
「っ…はぁ…っ、、、、、」
やっとその人が唇を離してくれた。
私の口の周りにも、目の前の人の口の周りにも、どちらのものかわからない唾液がついていて、厭らしく光っていた。
男の人との経験がなければ、キスすらしたことなかった私は、
もう頭の中がパンクしそうで。
JM「Aちゃんの、ファーストキス、奪っちゃったね、笑」
目の前の人は、嬉しそうに笑ってた。
私の瞳からは、また涙が溢れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hamcheeze(プロフ) - くくるさん» ありがとうございます！先ほど続編更新しました！ (5月12日 15時) (
レス) id: 8730dbcd19 (このIDを非表示/違反報告)
hamcheeze(プロフ) - ちーさんさん» コメントありがとうございます！ようやく続編書き始めました！のでよろしかったらご覧ください🥹 (5月12日 15時) (レス) id: 8730dbcd19 (このIDを非表示/違反報告)
くくる(プロフ) - 続編みたいです。 (5月12日 0時) (レス) id: 517bfcd501 (このIDを非表示/違反報告)
ちーさん - とっても素敵なお話ありがとうございます🥲続編楽しみにしています𓂃 𓈒𓏸 (2023年4月18日 0時) (レス) id: 6035613b0e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ！💦 (2023年4月8日 12時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はむ | 作成日時：2023年4月7日 23時
