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何故こうなった_11 ページ13

「おいしい!おいしいよ、ぎる、ふぁらお!」

「うむ、そうかそうか!沢山食べるが良いぞ!!」

「ほら、これも食べよ。嗚呼そうだ、我があーんしてやるぞ?」



何故かもう、親権戦争は唐突に終わりを告げていた。
理由は簡単。Aがお腹を空かせたのか、ぐぅぅーとお腹が鳴ったからだ。
それを聞いた二人はぴたりと論争を止め、一斉にAを構い始め食堂に駆け込んだ。
その行動の素早さといったら。もう俺目玉が飛び出るかと思った。



現在、今俺達は食堂の一角のテーブルに居る。
因みに食堂に居るサーヴァントの視線が痛い。まずAの存在を知らないサーヴァントがAを見て唖然としており、そのAにでれでれな賢王と新しいサーヴァントの存在に目を瞠っている。
俺もその気持ち分かるよ。とてつもなく分かる。



しかし本人たちは周りの目なんぞ気にはしない。

Aはもぐもぐとエミヤママに作ってもらったお子様ランチを頬張っている。
美味しそうにふにゃりと笑いながらスプーンを使ってプレートに乗っているご飯を咀嚼するものだから、作っていたエミヤママも嬉しそうだ。

賢王とファラオは頬を緩め、Aの食事風景を見守っている。時には食べ物を勧め、Aにハンバーグ等をスプーンにのっけてあーんをしようとしていた。
しかし賢王がしようとすればファラオが「余がする!」とファラオが邪魔をし、ファラオがしようとすれば賢王が「我がする!」と邪魔をするのでいつの間にか第一次あーん戦争が二人の間で勃発していた。お願いだから些細なことで喧嘩しないでほしい。



「ごちそうさまでした!!」


数十分後、Aは完食し、ごちそうさまをしてからすっからかんになったプレートを食堂のカウンターに戻していた。

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letsitami(プロフ) - 推しがかっこいい!!!古代王組愛され夢主とかもうありがとうございます。[追記]ファラオが「赤ずきんちゃん」は腹筋崩壊不可避。 (2022年10月15日 22時) (レス) @page29 id: 96ae9e2937 (このIDを非表示/違反報告)
兄貴激推し - いろんな意味で、腹筋大激痛直前である!! (2020年3月6日 1時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
- 久々に夢小説へと来てみたのですが幸運なことにこんなにも面白い小説に出会うことができました!古代王組が大好きなのでこれからがとても楽しみです。ちまちまでもちょびちょびでも構いませんのでこれから頑張ってください!! (2019年4月13日 22時) (レス) id: 3323674f8c (このIDを非表示/違反報告)
(*´ー`*) - 本当ですか!めっちゃ嬉しいです。ゆっくりで構いませんので、休みながら頑張ってください!ヽ(*´∀`)ノ (2019年2月6日 22時) (レス) id: 249673e94e (このIDを非表示/違反報告)
紅巴(プロフ) - (*´ー`*)さん» 長らく更新停止してしまい申し訳ありません!今月からちまちまと更新再開する予定です……! (2019年2月2日 3時) (レス) id: 3cb7c792f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅巴 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月5日 12時

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