続 RainboWーナナマガリ探偵事務所？ーN.K 編ー (ページ31)

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報告ページ31

【事務所】

濵「皆、集まったな？」

淳「…まだ重がおらん…」

照「またか…

一応、重にも連絡してんけど、アイツから返事来おへんねん

とりあえず、今いるメンバーだけで報告しあおうか」

濵「せやな…そしたら、まずは神ちゃん」

神「俺らは、依頼人であるユキさんの職場に行ってきたんやけど

分かったことが２つ

１つは、ユキさんの身内は、両親はおらず、実の兄貴との二人暮らしという事

せやから、元々の依頼であった

『母親が自分の様子を見に来る』っていうのは嘘やな」

照「それについては、望、実際どうやったん？」

望「確かに、神ちゃんの言う通り、母親が見に来ることはなかった

ただ、ユキの母親と思われる人と１回だけ電話では話したで

『用事があって来れなくなったから、娘をよろしく』とは言われた」

流「何でそこで気づかへんねん…(小声)」

照「まぁまぁ(苦笑)」

神「のんちゃんが電話で話したとなると、その母親を名乗る人物は偽物やろうな…

そして、俺らの情報のもう１つは…

ユキさんが働いてた職場の中で

社内で人気の女性社員が行方不明になっている人物がいるという事や

しかもその直後にユキさん本人はその会社を退職してる

１か所だけではない。つい最近まではそれを繰り返してた

しかもその行方不明になってる女性社員は、身内がいない人ばかりだった」

照「つい最近までってことは、今はなかったってことか？」

神「おん、ウチに依頼に来る２カ月前からは働いてへんかった

それまで、転々としてたのにや

何かきっかけがあったかのように…(メンバーを見渡す)」

照「なるほどな…よしっ！次は俺らやな！淳太！」

淳「…俺らは、依頼人の家族・友人関係を調べた

そしたら、神ちゃん達が掴んだ情報と同じく、身内は３つ離れてる兄のみ

その二人の両親についても調べてみたら、

父親は依頼人であるユキさんが産まれてから病死

その後は、母親1人で２人を育てていた

しかし、その母親も兄貴が16の時に家を出て行ったきりや」

神「なるほど…家を出て行ったきり、戻ってきてないという事は…」

濵「あぁ…その二人は、母親から捨てられたっていうことやな…」

照「(濵田を気にしつつ)…やからさ

俺らはもうちょいその兄貴の方について調べてみようと思ってる」

濵「わかった

そしたら次…流星は、どうや？何か分かったか？」