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中 ページ4
太宰sibe
ふらふら街を歩いていると中也は
一つの物に目を留まらせていた。
「どうしたんだい?中也」
「此れおしゃむの目と同じ色!」
確かに此れは私の目の色……
────鳶色のペンダントだった。
うーん此の見た目から察するにアンデシンか。
全く……中也のお洒落嗜癖は昔からの様だ。
「じゃあ其れを買おうか。」
そうして入いったお店に私も一つ見つけた。
───ブルーアンバーのブレスレットだ。
ブルーアンバーは不思議な宝石で、稀少価値のある琥珀。
通常の状態で見れば普通の琥珀よりも少し暗い色合いであるだけの其れは、太陽の光に晒すと鮮やかな蒼へと色を変える。
まるで中也の瞳だ。
中也も普段は三白眼の色。
しかし、何の症例だが知らないが、感情的になる時は蒼色に光るのだ。
「では此れを。」
と店員に双つ渡す。
「どうぞ。」
会計が済んだ。
日も暮れたし……
戻るか。
<意味>
アンデシン:本当の自分(黒と白)
ブルーアンバー:眠った能力を覚醒(汚濁)
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作者名:ayano | 作成日時:2022年4月28日 23時