化 ページ3
太宰sibe
「何したい？」
「お外行きたい！」
お外か……
「中也異能ある？」
「いのう…？これのこと？」
と自身をぷかぷか浮かせる。
「うん。其れ。出しちゃ駄目だからね。」
「分かった!!!」
嗚呼、中也って子供の時はこんなに素直だったんだなァ。若干可愛いと思う自分が怖い。
じゃあお外行こうか。
「って何で街なんだよｯ！」
「おお、ツッコミ力は彼の侭なんだね。“お外”じゃあないか。」
「ふんっじゃあこうしてやる！」
そういい、路地裏へ。
「ｯて駄目！中也の子供だと思われる！」
かけっこ開始。
だが、中也は異能を使わない。
約束守るんだ…
それで比較的早く掴まえられた
「ふーかけっこ楽しかった！」
「其れは良かったよ…はぁ、はぁ……」
幼くなっても中也。流石の体力ゴリラ。
疲れた……
「……あれは!!!」
声がした。裏の人間か……予想してた事態がおこってしまった。
「お前は中原中也の子供かｯ」
「？俺はﾑｸﾞｯ!?」
口を塞ぐ。
「俺の組織は彼奴に壊された!!!
フッフッ
俺は間違いなく死ぬ……
だからお前を殺してやる!!!」
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
銃を乱射する。
「中也！異能使って良いよ。自分の身を守れ！」
「お、おう！」
さァて……
「君には死んで貰わないと。」
ｻﾞｼｭ
持っていたナイフで中也が見えない部位を刺す。
中也は見事に重力で弾を弾き飛ばしたようだ。
「大丈夫かい？中也。」
「ぉ、おしゃむ……
怖かった……
うっうえーん!!!」
「もう大丈夫だよ。
では戻ろうか。」
「うん！」
そうして街に戻ってきた。
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作者名：ayano | 作成日時：2022年4月28日 23時
