第5話 ページ5
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A「ねぇなんで怒ってるのよ。」
重岡「…しらん。」
学校に着いたと思えば、さっさと私から離れて仲のいい男子のところへと小走りで去った。
A「はぁ…一気に疲れたなぁ。」
彼がいないからつけるため息。さっき無意識に付いてしまったら、
重岡「お前の悪い運気が俺に降ってくるやろが。」
って厳しく怒られたからなぁ…。
A「はぁ…」
っと、また出てしまった。一気に出る疲労感。これが毎日となると回復が追いつかない。
〜♫
太陽の光を浴びても一向に立ち直れない私を再び元気にさせたのは、一通の通知だった。
A「あっ、紫耀だ…。」
紫耀やっほー!A元気してた!?
紫耀ていうか今日放課後暇?遊ぼ
紫耀からのメッセージは久しぶりで、少し頬が緩んだ。
A「勿論、空いてるよっと」
最後の文字を打ち終わった時、一瞬重岡の顔が浮かんだ。
帰り、また登校のときみたいにならないよね…?ふつうに男友達のとこ行ってたから、何も思わないわよね…?
大丈夫、かな。
私は覚悟を決めて送信ボタンを押した。
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授業中も、休み時間も、重岡が私に寄ってくることはなかった。
「おいシゲ!あの告白の娘、どうやったん!?」
重岡「あーうんまぁ、」
「可愛かった!?てか返事したん!?」
重岡は一瞬だけこちらを見たけど、
重岡「まぁな。」
「うぉおお!まじか!」
すぐ逸らした。
なんだろう。ちょっと複雑だけど、私はこの学校では重岡とは無関係の人物だし、関わりは何も持っていないことになっている。
前まではちょっと目が合ってすぐ逸らすことには何も思って無かったけど。
気づいたらあの感触を思い出すみたいに耳を触っていた。
なんなの。
私を犬扱いするあんなやつ…。なんとも思ってないし。
それにしても今日はいい天気だな。
顔が熱くなっちゃう。
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神重智毅 - 短時間でさささっと読みましたが、とても面白かったです。もっとしげか夢主がわがままを言うのかなと思いましたが、しげがめちゃめちゃかっこよかったので満足しました。今更ですが、完結おめでとうございます。これからも作品の更新頑張ってください。 (2018年12月26日 23時) (レス) id: d5677e8133 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかぴ - 完結おめでとうございます!!!!しげめちゃくちゃかっこよすぎでした!!!次回も頑張ってください!!! (2018年9月11日 16時) (レス) id: 25321f2147 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり。(プロフ) - 完結おめでとうございます!!嗚呼Sなしげが最高すぎましたねはい!!やりすぎじゃないですよ〜ほどよいドS(意味不)しかも次回作!京本くんでやってくださるんですか!作者さんと同じくJrではSixTONESにハマってて京本くんが特に好きなんですよ…同じですね! (2018年9月10日 16時) (レス) id: 2a1f697cc9 (このIDを非表示/違反報告)
かえぽんず!赤桃寄りの虹色ジャス民 - いえいえ!わざわざ説明ありがとうございます!頑張ってください! (2018年5月7日 18時) (レス) id: ec0a1b1619 (このIDを非表示/違反報告)
中間たぴおか(プロフ) - かえぽんず!赤桃寄りの虹色ジャス民さん» かえぽんず!様コメントありがとうございます!面白いですとのお褒めのコメント、ありがたく頂戴させていただきます...(*´ω`*)皆様に喜んでいただけるような小説作りをしていきたいと思います!これからもよろしくお願いします!!(*´▽`*)(*´▽`*) (2018年5月7日 6時) (レス) id: c04fe5852b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中間たぴおか | 作成日時:2018年5月2日 1時