濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ9)

今日:14 hit、昨日:6 hit、合計:65,123 hit

𝟗 ページ9

『濱くん、、わたし濱くんのことすき、』

濱家「え？知ってんねんけどそんなこと、笑」

『うん、、』

濱家「A、？どないしたん

ちゃんと俺の顔見ーや」

濱家「、、とりあえず家入ろか？歩ける？」

気のせいか深刻そうな顔をした濱くんに連れられたまま家へと辿り着く

濱家「取り敢えず上着脱ぎ、

そこおって、水持ってくるわ」

濱くんは脱いだ上着をハンガーにかけソファーに座る私に水を差し出した

濱家「ほんなら今日バイト終わってちあきちゃんと飲み行ったんや、」

『うん、』

濱家「、、俺連絡取られへんし現場でめちゃめちゃ焦っててん

ほんで帰りもタクシーですぐ帰ってきたらA家おらんし、、

バイト先にも行ったけどもうとっくの前に帰りましたよ〜言われて、

俺の方が泣きそうやったわ、」

『ずっと探してくれてた、？』

濱家「当たり前やろ、誘拐とかされてたらどないしようて、

はぁー、まぁ帰って来たからええけど、、」

濱くんが私の事を思ってくれているのを知り余計涙が零れ落ちてきた

濱家「俺な、？Aの事めっちゃ好きやねん。

Aが思うてる以上に。

正直バイトもして欲しくないしずっと一緒居りたい、

けど俺の職業上それできひん、、できひんけど

それ以上にAに我慢させたりAが泣いたりしてんの見る方が俺耐えられへんわ」

涙が止まらない私の目を真っ直ぐ見ながら首を横に振る濱くん

濱家「Aのことやから俺の事考えてくれてパンクしたんちゃうん？」

『うん、、』

濱家「どアホ、笑

でもありがとな、好きな人がちゃんと俺の事考えてくれてんの嬉しい」

少しニヤけたような表情をした濱くんは私の頭を軽く突いた

濱家「、、俺Aおらんと無理やから、生きていけへんわ」

濱くんは自分の上着を脱ぎ立ち上がるとそう言い残し、寝室のクローゼットに私の上着と一緒に持って行く

『濱くん、、』

濱家「うわ、ビックリした笑、

どしたん」

『ごめん、、』

濱家「え、？笑

何がやねん」

『迷惑かけて、、』

濱家「Aなに言うてんの？

言うとくけど俺Aの事面倒臭いとかそういう事一回も思った事ないで？

そう言う事言うなよ、考えんのもやめて」

普段の山内への当たりの様な強い口調でそう言う濱くん

たまにあるこういう所が私が彼にハマる訳の１つなのかもしれない。