濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ28)

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𝟐𝟖 ページ28

『じゃ、開けますか、、』

濱家「待って一緒開けようや」

『ちょっと早く見たいから、笑』

旅館に着いて早々どちらがお部屋のドアを開けるかで小声で揉める私たち、笑

『せーの、っ！』

部屋に入った瞬間木の匂いが漂う落ち着いた空間が広がった

濱家「うわまって、部屋に露天風呂あるやん、、」

『ねぇ濱くん景色めっちゃ綺麗！！この景色見ながら露天風呂って、、私死ぬ？』

濱家「死ぬな、笑

寒いからとりあえず中入っといてー

一旦荷物置いてから風呂入ろかー」

荷物を持ったままだった事を忘れていた私は寝室であろうドアを開けた

『ここ寝室、、え、？』

濱家「メリークリスマース」

視線の先の大きなベッドの上には綺麗なリボンが巻かれた箱と"Aへ"と書かれた手紙が置かれていた

手紙の文字を見た瞬間、濱くんの文字だと分かった私は持っていた荷物を落とす

濱家「ちょA笑、荷物落とさんとい、、」

『濱くんありがと、、どうしよ嬉しすぎて私、、』

この一瞬で濱くんの事が愛おしくて離したくなくて心臓がはち切れそうになった私は勢いで濱くんを抱きしめた

濱家「俺サプライズ上手いやろ、さっきチェックインの時仕事の電話や言うたやん、

その間にA喜ぶやろなおもて実は先入ってた、笑」

優しく私を抱きしめ返すと私の頭をわしゃわしゃとする濱くん

濱家「プレゼント開けてみ」

『勿体無くて開けれない、笑』

濱家「何言ってんねん笑

開けてもらえへんと困るわ笑」

『じゃあ開けます、、いくよ？せーの』

箱を開けた瞬間入っていたのはどこか見覚えのあるハンドクリームと白いマフラーだった

濱家「A俺が作ったハンドクリームなくなった言うてたやろ

この前1人でまた店行って作ってきた

そのマフラーもばり可愛ない？Aに似合うわぁ、おもて笑」

『、、泣きそう』

マフラーを手に取り自信げにそう話す濱くんが私のためにプレゼントを用意してサプライズまでしてくれた事が嬉しくて涙が出そうになった

濱家「泣かんといて笑

はまサンタからのプレゼントやで

ちゃんと俺のハンドクリーム付けてちゃんとマフラー巻いて

あとその手紙は帰ってから読んで笑、恥ずいから」

『俺のハンドクリーム付ける、笑

えー、仕方ないなあ家で読む、濱くんの前で笑』

濱家「絶対あかんからな笑」