濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ25)

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𝟐𝟓 𝐩𝐚𝐬𝐭 𝐇 𝐬𝐢𝐝𝐞 ページ25

お願いします、、？聞こえるか聞こえへんかくらいの声でそう言ったであろうAさん

A「その、、今すぐお付き合いする事は、、濱家さんが思ってる様な人じゃないかもだし、、

まずはお友達からお願いします、、その、結婚を前提に、？笑」

今度は着替える声でそう言うAさんを見ると白く透き通ってた顔がりんごみたいに赤なっていた

『え、、？山内どういうこと？』

山内「え、店員さんコイツ本気に捉えちゃいますよ？その茶化しとかじゃ…」

A「茶化してるわけないじゃないですか、笑

こんなまっすぐな目で気持ち伝えてくれる方が嘘付くはずないですもん

凄く気になっちゃいました、笑

濱家さん、？の事」

ドラマみたいな展開に山内も驚きを隠せないまま取り敢えず連絡先を交換した

山内「ホンマにええの？俺ら明日には大阪帰るんやで」

A「んー、連絡取りあう内に濱家さんが私のことちょっと違ったな〜って、、なったとしてもそれはそれで笑

私は濱家さんに出会えて良かったなって思えると思うんで、笑

濱家さん、じゃあまた会えたら、笑」

そう言い残し彼女は背を向け歩いて行った

『なあ山内？夢なんこれ』

山内「俺も死ぬ程ビビってんで、、取り敢えず旅館行こか」

タクシーに乗り連絡先を交換した携帯を握りしめた

それから大阪に帰ってからもほぼ毎日メールでやり取りをし、

Aさんの事を"A"と呼ぶようになり、Aは俺のことを"濱くん"と呼ぶようになった

すぐに山内と芸人をやってることを伝えてもAは特に驚く訳でもなく仕事の話を聞いてくれる様になった

濱家ほなずっとあの居酒屋で働いてんねや

Aうん、結構長いかも

濱家上京とかせえへんの

Aぜんっぜん考えたことないや、笑
A濱くんは東京に行ったりしないの?

濱家もっと売れんと無理やな笑

話しているうちに知らんかったAの性格を知って気が付けば余裕無いくらい好きになってた

『2回目やけど、

結婚を前提にお付き合いしてください』

2度目の告白をしたんはまた営業で来ていた福岡。

ちょっと良いお店であの日食べた水炊きを2人で食べ俺はもう1度Aに気持ちを伝えた

A「是非お願いします、今度はお付き合いを、結婚を前提に、笑」

この日から俺の人生は大きく変わった