濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ12)

今日:18 hit、昨日:39 hit、合計:64,920 hit

𝟏𝟐 ページ12

劇場に着いたのは開演もうまもなくでタクシーを降り、少し小走りで向かう

中に入ればほぼほぼの客席は埋まっており私の席はやや右後ろの良席とは言えない、、

そんなこんなで開演し、1組目の出囃子が鳴り響き私は上着を脱ぎ膝下にかけた

今日は千鳥さんも出演するということもあり客席も心なしかソワソワとしている

千鳥さんのお話は濱くんからよく聞くもののお会いしたのは挙式以来、

ましてやバタバタしていたあの日も軽い挨拶だけで特にこれと言った会話は弾ませていない

番組でよくお世話になっているらしいから近々挨拶したいんだけどなぁ、、

そんな事を思っていると聞き慣れた出囃子が流れ始め客席から黄色い歓声が響き渡る

濱家「どうも〜かまいたちです！宜しくお願いしますー」

山内「お願いします〜

この世で1番意味のない質問って知ってる？」

あ、これ濱くんがよく家でふざけて私に聞いてくるやつだ、笑

濱くんの立ち位置は向かって右側で私の席から少し身体を斜めにすれば濱くんの顔が良く見えた

伊達メガネにマスク、普段はしないようなふわりと巻いた髪でちゃっかり変装気味の私は精一杯背伸びをしてステージを見つめた

あ、今目合った？

なんて勘違いしてみたり、笑

濱家「もうええわ、」

濱家山内「有難うございました〜」

若干噛み気味だったものの無事にネタを終わらせ舞台裏に帰って行った

"面白かったね"

"やっぱかまいたちオモロいわ"

ネタが終わり客席から聞こえる声

かまいたちが色んな人に好かれている事を実感でき、嬉しい反面なんとなく変な気持ちになった途端スマホが小刻みに震えだす

『濱くん、、？』

電話の相手は濱くん。一度周りを見渡し電話を取る

『もしも、、』

濱家「Aなんでおんの？」

『え、バレた、？笑』

濱家「バレたとかちゃうって、、なんでおんのって」

私が想像していた反応とは違い、少し不機嫌そうな濱くん

『え、濱くん喜ぶかとおも、、』

山内「あ、Aちゃん？もしもし？俺山内やけど

こいつAちゃん来てんの知ってえらい噛みまくってたやろ？」

急に山内に変わったと思えば"やめろ"やら"いらんって"と抵抗する濱くんの声

「え？なに濱家の嫁さん？」

この声は、、

大吾「もしもーし、嫁さんわし大吾やけどな？コイツ他の人に嫁さん見られたないって言っとたで笑」

文字数