濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ44)

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どこか暖かい感触の手に力を入れ目を開けばズキズキと痛む頭

濱家「A、？」

あれ？なんで濱くんが

ここ病院、？

何の状況も理解できないまま只々不安そうな濱くんが私に何度も謝ってくる

私の手を握りながら濱くんは事の発端から今この現状までを話してくれやっと状況が理解できた私

『え、じゃあ樺澤さんがお家に来て救急車も呼んでくれたってこと？』

濱家「俺収録やったから樺ちゃんが見に行ってくれてん」

『濱くんは、？仕事は大丈夫なの？』

濱家「YouTube残ってたけどそれは山内に調整してもらってるから今日は大丈夫」

最悪だ、何人も巻き添いに大迷惑を掛けている私

『はぁー、ごめん濱くん

私濱くんにも濱くんの周りの人達にも迷惑かけてる』

罪悪感に襲われ濱くんの顔が見れずに布団に潜り込んだ

濱家「何言うてんの、Aが無事やったんがなにより大事やろ

そんなん考えんくてええねん、現に俺も朝気付けへんかったんもそうやし」

そう言いながらベットに腰を下ろし布団をめくる濱くん

濱家「明日には退院できんねんて、、樺ちゃんにもちゃんとお礼は言ってるし今は自分の体調気にしや」

明日には退院、？

『え、私今日帰れないの』

濱家「今日帰れんこともないけどAの体調考えたら入院した方がええって」

『え、じゃあ濱くんは帰る？』

濱家「帰らなあかん、俺も一緒居りたいねんけどな

まぁ今日はここで安静にしとき」

『濱くん1人で寝れるっけ？』

私はずっと不安そうな顔をした濱くんに少しでも安心して欲しくて茶化すようにそう言った

濱家「、、寝れへん」

まさかのそういうパターン、？

濱くんの事だから寝れるわドアホって言ういつもの返しだと思ったのに

濱家「またリビングにシングルマット引いて寝なあかんやん」

『寒いからちゃんとベットで寝なさい、笑』

濱家「昨日俺にそう言って熱出てんのAやねんからな笑、」

やっと今日初めて濱くんが笑った顔を見て私も安心する

濱家「明日も収録入ってんねんけどA1人で返す訳にもいかへんし、」

『いいよ大丈夫、ここから家までそんな遠くないしタクシーで帰るよ

ありがと、お仕事忙しいのにごめんね』

濱家「ごめんはいらんねん、じゃ俺帰るわ、、」

濱くんは立ち上がりダウンを着て私の口元に近付いた

『待って、！一応熱だったから、、』

濱家「、、帰ったら覚えといてな」

そう言いながら不満気な濱くんは病室を出た