濱家にハマる日々【かまいたち】 (ページ15)

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𝟏𝟓 ページ15

『うぅ〜さっむい、、』

持っているカイロを降り続け劇場から少し離れた通路沿いで濱くんを待つ

劇場の裏側には色んな芸人のグッズを持った人たちがズラーっと並んでいる

いわゆる出待ちだろう。こんな寒いのにみんな凄いなぁ、なんて他人事のように立ちすくんでいるとなにやら騒がしい

"ええぇ！？濱家さんがこっちから出てくるの聞いてない！！"

"てことは山内さんも出てくるのかな？"

え、？濱くんまさかのそっちから出てくるパターンだったの？

あなた身の程を知りなさいよ、笑

なんて呆れながらも私はファン対応をする濱くんを遠くから見守りその場から離れた

Aちょっと歩いたとこの公園いるね

自販機で暖かいココアを買い公園のベンチに座り濱くんを待つ

なんか変な感じだな〜、同じ家に帰ってきて一緒に寝て朝起きて生活してる人があんないっぱいの人に応援されてるのって。

それからマフラーに顔をひそめ寒さをしのいで15分ほど経っただろうか

公園の入り口に申し訳なさそうな顔で小走りで向かってくる有名人

『お疲れ様、笑』

濱家「ごめんな寒かったやろ、ほんまごめん」

『いやいや気にしないで、じゃ帰りますかぁ、』

濱家「ん、帰ろか、、てかAなんで来たん」

『えぇ、見に来たかったから、？笑』

濱家「なんやねんそれ、笑

髪の毛もくるっくるやん」

『可愛いでしょ〜』

濱家「可愛い」

私の髪を指でいじるとそのまま手を握り自分のアウターのポケットに突っ込んだ濱くんはスマートにそんな事を言う

まさしく罪だ、、こんなの沼だ、、

濱家「Aハンドクリーム変えたん？」

『あ、そうそう濱くんオリジナルのやつ遂に無くなっちゃって、

さっきコンビニで時間なくて適当に選んだやつ買ってきた』

濱家「俺の匂いや無くなってるやん、、」

『元々濱くんの匂いではないけどね、笑』

濱家「そやねんけど、笑」

『あ、そういえば私A！明日10月25日を持ってアルバイト卒業です、！』

濱家「え、？辞めるん？」

『うん、辞めます！』

濱家「じゃあずっと家おるん？」

『そうだね、専業主婦に戻ります』

濱家「待って、めちゃめちゃ嬉しい」

『ばかたれ、笑』

濱家「お疲れ様でしたやな、てかそもそもなんでバイトしてたん」

『え〜別に？特別な理由があるわけじゃないけど』

濱家「A嘘付くん下手やわぁ、、」

『うるさい、笑

寒いしとりあえず帰ろうよ、笑』