𝟓𝟑 ページ3
濱くんは夕方頃に新幹線に乗ったという報告LINEが来ていたのでもうすぐ帰ってくる頃だろう
キッチンでご飯を温っためていると付けっぱなしだったテレビからかまいたちの出演している番組が流れ始める
ガチャ
『あ、』
ぼーっとしていたのか沸騰したお鍋から泡が溢れ出し玄関のドアが開いた音がした
濱家「A」
『あ、濱くんおかえり、今日は夜ご飯うどん、丁度あったかいけど食べる？』
濱家「あ、うん
Aごめ、」
『やっぱ今日も寒かったね、手洗っておいで』
どうしよう、濱くんの顔がまともに見れない
ダメだA、冷静に、
『いただきます』
濱家「いただきます、、」
『あ、お茶』
濱家「なぁA」
私が立ち上がると濱くんは普段よりも低いトーンで私の名前を呼ぶ
『、、ん？』
濱家「俺今回の事でAに嫌な思いさせたんは分かってるしホンマに悪かったと思ってる、ごめん」
『何が、？』
冷蔵庫にお茶を直しそう聞いた。
『濱くん、
その謝罪はどういう気持ち？
何も知らなかった私が可哀想だから？それともバレた事への後ろめたさ？』
濱家「違う、」
『、、先輩と行ったんでしょ？
なんで行ったかとかはどうでも良くて何したかとかどうだったとかそんなんは聞きたくないけど、
私は濱くんにちゃんと言って欲しかったな、笑』
こういうのは大体言わないで隠して貰う方が気持ち的には楽なのかも知れないけど私はそれとは違うような気がした
『あ〜、濱くんは私の知らない所で可愛い女の子とああいう事してるって、
悔しいよ怒ってるよ、けどそれよりも私は、！
濱くんがそれを内緒にしようとしてた事が悲しかった
多分私はもし濱くんに浮気されたとしたら浮気がどうのこうのよりも隠されてたのを知った時の方がショックだと思うな』
思った事を言葉にしていくうちに私の目からは涙が溢れ出て止まらなくなった
『、ごめんお茶置いとくね』
私は必死に震える声を抑えお茶をテーブルに置き逃げるように寝室へ行く
濱くんは私を止める事も無く俯いたままだった
暗い寝室で顔を布団に押さえ付けどれほど経っただろうか
ガチャ
リビングのドアが開いた後がすると廊下に濱くんの足音が鳴り響いた
こちらに来ると思い少し身構えると今度は玄関のドアが開く
濱くん？
すぐに布団から立ち上がり玄関を見ると濱くんの靴は無くリビングには濱くんのスマホと無数のティッシュが散らばっていた
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ine - まゆさん» まゆ様コメント有難うございます💞是非書かせていただきます😌 (2022年3月8日 23時) (
レス) id: f960a30ac4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 濱家さんと奥さんの喧嘩からの仲直りとか見たいです♡ (2022年3月8日 23時) (レス) @page46 id: ff668a344b (このIDを非表示/違反報告)
ine - 乃亜さん» わ〜嬉しいです有難うございます笑🙇♂️私も大阪lover聴いてニヤニヤしながら書いてます仲間です😌 (2022年3月6日 1時) (レス) @page41 id: d195d29270 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 私も大阪lover聴きながら読んでしまいましたー！ニヤニヤが止まらなかったです笑 (2022年3月6日 1時) (レス) @page41 id: 2b80c6aa46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ine | 作成日時：2022年2月8日 3時
