コタキ日和。 (ページ23)

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A「うわっ、、、やだやだ！！」

望『、、、そんな嫌がらんくてもええやん』

お腹に手を回されて、後ろにぐいっと引かれる。

びっくりして思わず思いっきり小瀧から離れた。

A「ごめ、ちょっとびっくりした、！」

望『昨日はあんなに引っ付いてきたんになあ～～』

残念そうにむくれる小瀧。

正直言うと昨日のことなんて全然覚えてないんよね。笑

望『、、これはいい？』

火照った顔を冷まそうと手をひらひらさせてると、

いつの間にか起き上がった小瀧が後ろから控えめに抱きついてくる。

A「、、ん」

小さく頷けば、肩にちょこんと小瀧の顔が乗った。

そのまましょーもない話をしたり、
スマホで一緒に動画を見たり、
漫画を読んだり。

望『ちょっ、めくるのはやいって！』

A「だから耳元で大声出すなって！」

、、こんな会話ばっかりやけど

一応ラブラブ、、、、やとは思う(？)

気づけばもうお昼を過ぎてて、
さすがにもう小瀧家にいるのは迷惑な気がして帰ることにした。

自分の家には一応連絡してあるけど、
心配してるだろうし、！

望『え～、もう帰るん？』

小瀧はぶつぶつ言いながらも、
しっかり家まで送ってくれるらしい。

できた彼氏だよ、、ほんと。( ; ; )

帰り際に、鞄から小さな袋を取り出す。

クリスマス仕様のラッピングを施されたキーホルダー。

A「はい。

遅くなっちゃったけど、メリークリスマス！！」

望『え！！！もうないと思っとった！！！

めっちゃ嬉しい～～！！！！♡』

A「もうほんっっと何がいいかわかんなくてこんなんだけど、、、

お揃いで付けたいな～って思って」

望『え、もう絶対つけるありがとう！！！！』

袋をあけて取り出すなり、
嬉しそうにキーホルダーを見つめる小瀧。

なんか大型犬に見えてきたなあ。

付き合う前まであんなにカッコつけた感じやったのに。笑

素を出してくれてる感じでなんだか嬉しい、笑