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あの出来事以来、今日は全く望と話してない
、、、というか、私が避けてる。
いつもは望と並んで歩く帰り道も、
今日はひとりで歩いた。
ずっとお腹はよくならないし、
優ちゃんと話す楽しそうな望が頭にこべりついて離れない。
A 「はぁ、、、」
もう何回目か数えきれないくらいのため息をついて、
足元のパステルカラーの靴を見つめる。
後ろから追いかけてくる望もちょっと期待したけど
やっぱ今の顔は見られたくないから早足で歩いた。
A 「ただいまぁ〜、」
部屋につくなりベッドに潜り込んで、
スマホで好きな芸人さんのネタ動画を見る。
笑ってる時はなんでも忘れられるんよなぁ
A 「、、っ」
、、なんで
笑ってるはずなのに頬を伝う冷たいものを感じた。
A 「、、もうっ!!」
スマホを放り投げて気が済むまで泣いた。
泣いても泣いても止まることを知らない涙。
それでも泣いて泣いて泣いた。
コンコン
A 「おかっ、、さん?」
気持ちも落ち着いてきてウトウトしてた頃、
部屋のドアがゆっくり開いた。
望 『ごめんなぁ、A』
A 「えっ、ちょ、望?!」
思いっきり眉毛を下げて、
ごめんって何回も謝る望。
ベッドに近づいてくると、
優しく私の頭を撫でてくれる。
望 『全然気づかれへんかった、辛かったよなぁ?』
望 『中西(風花)から聞いてん。今日Aが、、ほら、女の子の日やって』
A 「、うん、でもっ、、、、、、」
女の子の日なんはそうやけど、
あの優ちゃんのことが気になって仕方ない。
望 『でも??』
A 「今日っ、、望のとこ来てた女の子、、誰なんか教えて欲しい」
望 『、、、もしかして優のこと?』
また泣きそうやから布団で顔を隠して
望に背中を向けた。
A 「言いたくなかったらいい、帰っていいよ」
つくづくめんどくさい女やと自分でも思った。
望 『A、こっち向いて?』
A 「やだ」
望 『じゃあそのまま聞いててや?
正直に言ったら優は元カノやねん。』
やっぱそうなんや、、、、
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WESTのん - 次の更新楽しみです!後でお気に入りに追加しときます! (2020年2月2日 3時) (レス) id: 2f51113b8a (このIDを非表示/違反報告)
ももも(プロフ) - あやめさん» ありがとうございます!( ; ; ) (2019年12月28日 1時) (レス) id: f898c0f9ee (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - 更新楽しみにしています♪ (2019年12月25日 4時) (レス) id: cc6a531d12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももも | 作成日時:2019年11月24日 23時