虹物語 [JW]

後輩犬 __桃 ページ15

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望『A先輩〜〜！！！』






A「うわっっ！！！！」






望『今日の命令はなんですか？！

荷物持ちます？
お昼一緒に食べます？
手繋ぎます？
トイレついて行きます？』





A「、、最後の方ただの変態なんですけど？」






望『いや！！ご主人様！！

トイレに一人で行くなんて危険すぎます！！！』







A「今日も元気に過ごしてください、」






望『わっかりました！！

じゃあ今日もお昼迎えに行きますね！！！』







校門から教室までついてきて
嵐のように過ぎ去る、、、








ほんとに朝から距離感と声量がおかしい。






ただでさえ残暑でしんどいのに
小瀧からあふれる熱気は異常。






、、ツッコミどころ満載だけど
とりあえずこうなった経緯をみなさんに教えておこうかな、









.








事の発端は1か月前







小瀧はサッカー部の2年生で、
私はそのマネージャーをしてる3年生。





地獄の夏休み練習も最終日で、





その日の練習も終えれば
監督の目がないのをいいことに
部長中心に浮かれて遊びだして






それで始まったのがあるゲーム。









長『なあなあ！！！いいこと思いついた！


今から順番にあのゴールにシュート決めてさ、

外した奴は部員の言うこと全部聞く！！
って遊びどう？楽しそうじゃね？』









練習終わりで疲れてるはずなのに、
それにノリノリで参加するみんな



体力どうなってんの？？？





しかもシュートするのはサッカーゴールじゃなくて
サッカー場の隣に設置されてる
バスケットゴール。






みんな運動神経抜群だから、
どの球技も出来ちゃうんだよなあ。







これまで何回もこんな感じの罰ゲームありの遊びしてたけど、
結局みんなすぐ飽きて1週間くらいで終わるし。笑








マネージャーはこの遊びに参加したことなんてないから





って、その時は自分には関係ないと思って

ボール磨きとか色々してたんだけど、、









なぜか今回だけは違って、





長『言っとくけどAも参加な！！

お前もサッカー部の一員ってことで！！！！』







A「は？？？？？」








部長の思いがけない言葉をきっかけに、

私まで参加する羽目になった。

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