冷たい手-3-【紫】 (ページ9)

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約束の時間より少し早く着いたけど、崇裕に教えてもらった“佐藤”と言う名前を告げると
「お連れ様お見えになってますよ。」と感じの良い店員のお兄さんが教えてくれた

『ごめんなさい！お待たせしちゃって。』

店員さんに案内された個室に入ると照史君が目に入る

照「お！Aちゃん！

まだ時間前やん。笑

俺らも今来たところやし。

あ！実花ちゃんも久しぶりやなぁ～！」

私の後に続いて入ってきた実花とも照史君が笑顔で言葉を交わす

照史君から視線を右隣に移すとそこには＿＿＿

『・・・あ、』

神「あ、初めましてぇ。突然お邪魔してごめんなぁ？

僕、神山といいますー。神ちゃんでええよ～！

で、この唇厚い人は中間淳太って言っていいます～。

よろしくー。」

淳「なっ！唇厚い人ってどんな紹介やねん！」

神「え？間違ってへんやん。」

照「プッ、モンチが珍しく淳太君をいじってる。笑」

淳「・・・はぁ。

中間淳太です。よろしく。」

『あ、こちらこそ、よろしくお願いします！』

照「あははっ！Aちゃんそない頭下げたら地面に頭着くんちゃう？笑」

実花「A、緊張し過ぎ。笑」

『っ！だ、だって。////』

明るい色に綺麗に染められた髪の神山さんと

少し不機嫌そうな中間さん。

この人達が濱ちゃんの大切な仲間・・・

緊張するけど

大事な彼の大事な仲間に少しでも認めてもらいたいなと思った＿＿＿＿＿