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□紫side
実花「＿＿ていうか、3人って・・“ジャニーズ”？」
お酒も進み、だいぶ酔ってる実花ちゃんが徐に聞いてきた。
照「え？！今までなんやと思ってたん？笑」
実花「いや、何とな〜くそうかなぁとは思ってたんだけどぉ。
お昼にそこの海で撮影してたでしょ？あれたまたま見た時、
背の高い望くんだけは印象に残ってて、
で、さっき部屋尋ねた時望くん出てきたからあ、昼間のジャニーズの人！って思ってたんだよね〜。笑」
照「いや、印象に残ってんの望だけかい！
え、前から俺らのファンとかちゃうくて？笑」
照史が笑いながらチラリと俺を見てくる。
実花「ごめん。笑
私もAもあんまりテレビ見ないからジャニーズとか芸能人よくわかんないの。笑
しかもAなんてお昼、全然興味ないのに撮影見てみたい一心で身を乗り出してこけちゃってるし。笑」
「昼間のこけてる子って、やっぱAちゃんやったんや・・・。」
照「じゃぁ別に追っかけとか、そういうんやなくて？」
実花「？追っかけ？なにそれ。笑
そんなわけないじゃーん！
今回だってAが急に有給取れたっていうから私が勝手に沖縄旅行の計画立てたんだし。笑」
照「そ、そうやんな。笑
ごめんごめん！今のは聞かんかったことにして！笑」
「・・・そっか。そうなんや。」
追っかけとかそういうんやないって聞いて、なんだかホッとした自分がいた。
実花「あ！そういえば！濱ちゃん！！」
「え？お、俺？」
実花「なんで二週間も私の可愛いAを無視すんのよ！
あの子ずっと連絡待ってたんだからね！
も〜！A泣かせたら私が許さないんだから！！」
「え？あ、いや、あのそれは＿＿」
言い訳はいい！と立ち上がった実花ちゃんは酔っているせいか足元がふらつき、
倒れかけたところを間一髪で抱き留めた。
「あっぶなぁ・・・実花ちゃん？大丈夫？
・・・・寝てるわ。笑」
照史と顔を見合わせると、じゃ、濱ちゃん任せた！と言われたのでそのまま寝室まで連れていくことになった。
ほんと実花ちゃんってAちゃんのこと大事なんやなぁ。笑
・・にしても、Aちゃんずっと待っててくれてたんや。
仕事が忙しかったから連絡できへんかったけど、
また連絡すると言ったきり連絡をしなかった自分に少し腹が立った。
後でちゃんと謝ろ・・・
ベッドに実花ちゃんを下して戻る途中、望に呼び止められた＿＿＿
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作者名：紫音 | 作成日時：2021年10月14日 21時
