冷たい手-1-【紫】 (ページ16)

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A大丈夫ですよ。笑
極力答えれるよう頑張ります。笑

どんな質問かな？と少しドキドキしながら返事を待つ。

こんなドキドキする夜っていつぶりだろ。笑

崇裕ありがとう。笑
じゃぁ、軽いのからな!笑

崇裕Aさんは何歳ですか?

A29歳です。
あと数か月で30になります。笑

崇裕お!年下か!
じゃぁ誕生日は?

A12月18日で三十路突入です。笑

崇裕え、まじ?
え、俺19日なんやけど!笑
すげー!
ちなみに俺は19で35っす。笑

え、誕生日一日違いなんだ・・・

『＿＿＿＿はぁぁぁ。』

なんかこういう些細なことに“運命”なんて一瞬でも感じた自分が無性に恥ずかしくなって
ブンブンと頭を振った。

Aそうなんですね!すごい偶然😊

崇裕な!めっちゃビックリしたわ!笑
崇裕質問ちゃうねんけど、Aちゃんって呼んでもいい?笑
あと敬語やめへん?笑

“Aちゃん”

画面に映る自分の名前にこんなにもドキドキするのかっていうくらい
心臓がうるさい。

ほんと、今日の私はどうしてしまったのか。笑

Aはい。大丈夫です😊
敬語は・・・頑張ります。笑

崇裕ありがとう。
あかん。なんか恥ずかしなってきた。笑

崇裕今日はもう遅いし、また連絡するな!
今日はありがとう!😊😊😊

Aこちらこそ、楽しかったです😊
おやすみなさい。

『＿＿ｋｊｄｆっｄ！///////』

言葉にならない声を発してキッチンにしゃがみこむ。

まだ全然濱田さんのこと知らないし、会ったのも2回しかないけど
この胸のドキドキや顔が熱くなるこの感じがわからないほど子供じゃない・・・

『＿＿＿＿濱田さんのこと・・・』

それより先は気付いているけど言わなかった。

恋に臆病になっている自分が嫌になる＿＿＿

夕飯を作ろうと思ったがやめて冷蔵庫から缶ビールを取り出しプシュッとプルタブをあけた。

『胸がいっぱいで食べれないって・・・少女じゃあるまいし。笑』

自嘲気味に笑ってビールを一口飲んだ。