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□紫side
「「「いや、絶対知らんやろ。」」」
全員の第一声がこれ。
Aさんが俺のこと知ってるかどうかってことなんやけど・・・
「・・・そんな全員で言わんでもええやん。」
俺の知名度なんてそんなもんやろうけど！
なんか悲しなるやん！
淳「いや、どう考えても濱ちゃんのことわかってる感じではないよな？
その、話を聞く限りでは。」
「え、でも神ちゃんとかなんとか言ってたで？」
神「それはパンを恵んでくれた濱ちゃん“神”！ってことなんやない？笑」
「え？そうなん？神ちゃんの神やなくて、GODの神？」
淳「めっちゃ発音ええやん。笑」
望「おっまえはあほやなぁ〜！笑」
バシバシ叩いてくる望の後ろで、もはや興味なさそうなシゲがソファーで寝ようとしている流星にちょっかいを出して＿＿＿あ、怒られた。笑
照「それにしても崇裕にしては珍しいよな。声かけて、ましてや連絡先聞くなんて。笑」
淳「それ思った。
なに？やっぱビビビッときたん？」
望「古っ！淳太くん。ビビビッは古いっすわぁ〜。笑」
ビビビッ・・ってきたんかな・・
自分でもよくわかってへんねん。
でもあの時、琵琶湖で名前聞いたあともっと話したくて連絡先も聞こうと思ったら
もうAさんは行ってしまってもうてて、追いかけることもできず・・
あぁ、せっかく名前聞けたのに・・とか
短い時間やったけどAさんと話してるの楽しかったのに・・とか
もうこれで終わりかぁ・・って思うと無性にさみしかった。
やから昨日偶然見かけて思わず声をかけてた。
自分では説明できんこの気持ちはまだ何なんかわからへんけど
もう一度Aさんと話してみたいな〜って思った。
「ビビビッかどうかはわからへん。
けど・・・
気になる存在・・・ではあると思う。」
大「なんな〜ん！笑
濱ちゃんがそんなん言うの珍しいやん！
それなら！
ドンッとぶつかってこい！
当たって砕けろや！！笑」
淳「砕けたあかんやろ。笑」
照「まぁ砕けるかどうかはわからへんけど。笑
そのまだわかってへん自分の気持ちを知るためにも頑張ってみたら？」
望「あかん！俺の濱ちゃんは誰にも渡さへん！！」
淳「いや、お前のちゃうからな？」
神「濱ちゃん。頑張ってな！」ニコッ
「神ちゃん・・・GOD。」
淳「あほや。笑」
こうやって茶化してくるけど、本当はみんな俺のこと思って言ってくれてる。
こういう時、ほんまこのメンバーでよかったぁって思うんよなぁ・・・
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作者名：紫音 | 作成日時：2021年10月14日 21時
