検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,895 hit

2 ページ2

「 えっと…調子はいかかで…じゃなくて…調子はどうなの? あーーーー! 難しいですわーー! 」

庶民語ってこんなに難しいものでしたの?! …じゃなくてだったの?!
こんなの私には無理でs…じゃなくてぇぇぇぇ!

どうしよう…ポップスター到着まであと1時間しかございまs…1時間しかないわ!

( どうすればよいのでしょう…お母様お父様……ヒナタ… )

3人はもういません。私の目の前でいきなり城を襲った者たちに殺されてしまいました。
お母様とお父様は子供部屋にいた私たちを逃がそうと必死で大男達と戦い、私が振り返った時にはもう、私の顔にお父様お母様の返り血で濡れるだけでした。

お母様は私に逃げなさい。そして生きなさい。と言った後に息を引き取られました。
ヒナタは泣き崩れた私を最後まで励ましてくれました。

ここで私が今過ごしている時間は彼らが作ってくれた時間です。

( 私がおじい様を助けなければ… )

私は床に落ちた本を拾い上げついた埃を手で払い除けました。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「 ぽよぅ! ぽよ! ぴくにっく! ぴくにっく! 」
「 昨日の天気が嘘みたいね! 」
「 最高のピクニック日和だぜ 」

昨日はやたらと強い、春の知らせが来た。春一番といったかしら? とにかく、ものすごい強風がきたのよねぇ。

桜が散っちゃうかも…って思ってたけど、全然大丈夫だったみたいね。今日はその桜を見にきているの。ピクニックというよりお花見ね!

フームは横で楽しそうにスキップをしているカービィに微笑みかけた。

「 さぁ、着いたわよ! 」
「 うわー! 綺麗だな! 」
「 ぽよ! 」

いつも私たちが来ているププビレッジを見渡せる丘の桜は満開だわ!

「 さんどいっち! ぽよ! 」
「 はいはい、分かったからカービィもシート敷くの手伝ってくれる? 」
「 ぱぅゆ! 」

そういえばカービィも最近、ぽよぽよじゃなくてサンドイッチだとか簡単な物の名前を言うことが多くなってきたのよね。あの頃と比べて少しは成長したのかしら。

「 さぁ食べようぜ! 」

弟のブンは相変わらずお子ちゃまだけどね。

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:星のカービィ , メタナイト   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ラリル - 更新頑張って下さい!続きが気になります! (2015年4月3日 15時) (レス) id: 07c2fd0953 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はまじん | 作成日時:2014年12月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。