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｢
雄英の校訓と共に発せられた太陽並の眩しい光と共に、落下していくエンデヴァー。
翼を使い切り飛行性能が下がったホークスを抱え、急いでエンデヴァーの元へと向かう。
落下地点、砂埃が晴れ見えたのは。
｢ははっ…、カッコよすぎか。｣
｢…かっこよかと、エンデヴァーさん。｣
勝利の、スタンディング。
オールマイトオタクの私だから分かるのだが、同じ決めポーズの様に見えてあげている腕が逆なのは、彼なりの対抗心の表れだろう。
ホークスを地面に降ろし、倒れそうなエンデヴァーを両脇から二人で支える。
｢流石です、エンデヴァー。｣
｢勝ってくれてありがとうございましたっ…！エンデヴァーさん。｣
｢…０点だ。随分と酷いスタートを切った。｣
そんな事は無い、この勝ちは間違いなく新たなNo.1ヒーローの強さを世間に知らしめる。
ホークスも思っている事は同じなようで、二人でエンデヴァーの勝利を称賛した。
｢取り敢えず治療をしましょう。｣と三人で歩き始めようとした時、あまりにも最悪なタイミングで、二度と聞きたくなかった声が聞こえてきた。
｢ちょーっと待ってくれよ。色々想定外なんだが、まあ取り敢えず。初めましてかな？エンデヴァー。｣
｢っ…！？荼毘っ…！！｣
｢お、お嬢。これはラッキーな想定外だ。｣
顔と身体のツギハギ、お嬢という呼び名。間違いない、敵連合の荼毘だっ…！何故ここにっ…！
戦闘態勢に入ろうと刀に手をかけた時、私達を囲うように広がった青い炎。
｢っ…！何しに来たっ！！！｣
｢そんな敵意向けないで下さいよ、そこの脳無取りに来ただけですよ、お嬢。…まあでも、次いでに連れて行こうかな。｣
｢マズいっ…！緋龍さん下がってっ！！！！｣
ホークスの言葉に、急いで後ろへ飛び退いたと同時に炎を纏いながら此方に向かってくる荼毘。
このままではマズいと迦楼羅を呼び出し、私を守るようにとぐろを巻かせた時、頭上から元気な声と共に現れたのは、
｢ミルコさんっ…！｣
｢面白ぇ事になってんな！エンデヴァー！ホークス！｣
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作者名：HamA | 作成日時：2020年10月12日 15時
