sweet...85 ページ38
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お店に入ってきた男の人2人組。
2人とも背が高くてスタイルが良くて、
モデルさんみたい。
照より高い?
なんてやっぱりこんな時も
考えるのは照のことで
もう照がいなくちゃダメになってしまってる自分に
少し焦った。
その2人組は
帽子も深く被ってるし、
マスクしてても分かるくらい綺麗な顔をしてて、
やっぱりモデルさんなのかな?
なんて思ってた。
先に来ていたお客さんたちが帰っていって
その2人だけになった店内。
『お待たせしてしまって申し訳ございません。
お伺いしますね。』
そう話しかけると、より背の高い方の男性と
目が合って、笑いかけると
すぐに目を逸らされてしまった。
目「すみません。
こういうお店初めてで、よく分からなくて…
おすすめってありますか?」
もう1人の男性にそう言われて
目を向けると
帽子とマスクの間に見える顔が
どこかで見たことあるような…
あと声も聞いたことあるような…
でも思い出せなくて、
考える時間もないから質問に答える。
『そうですねー…
手土産とかですか?』
目「あ、はい。そうです。」
『でしたら…
おすすめのショコラがたくさん入った
こちらのボンボンショコラの詰め合わせ
なんていかがでしょうか?』
目「あ、じゃぁそれでお願いします。」
『ありがとうございます。
お包み致しますので少々お待ちください。』
ラッピングしながらも
やっぱりどこかで…なんて考えてたけど
全然答えは出てこなくて、
チラッと視線を送ると
こっちを見てたらしいその人と
バチっと目が合ってしまって
思わずニコっと笑いかけた。
目「っつ/// あ、あの!!」
元「どうかされましたか?」
いつから見てたのか、
いきなり現れたハジメが
前に立ってその人に返事をした。
『元?』
元「店長は早く包んでください。」
『あ、はい。』
目「店長?…」
元「どうされましたか?
代わりにお伺いしますが…」
目「いや、大丈夫です。」
ラ「めめ…ドンマイ。笑」
手早くラッピングを済ませて
元にお礼を言って作業に戻ってもらい、
レジをする。
『すみません!
お待たせいたしました!』
目「いえ、いくらですか?」
会計を済ませて、商品を紙袋に入れる。
『出口までお持ちしますね。』
カウンターから出口へと向かうけど、
2人のデカさに思わず立ち止まってしまった。
『うわー!すごく大きいですね!』
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作者名:Aym:) | 作成日時:2022年5月20日 22時