chocolate...2【黄】 (ページ31)

今日:152 hit、昨日:113 hit、合計:144,174 hit

sweet...78 ページ31

、
、
、
、
【Hikaru side...】

寝てしまったAを部屋に連れて行くことに。

ふっかと佐久間は明日も早いし
帰っていった。

『俺は…泊まってくか。』

元「おい…」

Aを抱えて階段をのぼってたら
後ろから声をかけられた。

元「いや、あの…
　なんかAのあんな幸せそうな顔
　初めて見た、っていうか、

　前にもそいつ、こんなに好きになったの
　初めてとか言ってて…

　なんか敵わないなって思ったっていうか…

　いや、負けないんだけど！」

『ぷっ、なんだよそれ。笑』

元「とにかく！！
　そいつのことよろしく頼むわ。
　すぐ強がるけど、ほんとは
　めちゃくちゃ弱いやつだからさ。

　もう次、Aのこと泣かせたら
　マジで許さねぇから。」

『言われなくても、もう2度と泣かせないから
　安心しろ。』

元「ふっ、だといいけど。」

『残念ながらお前の出番はもうないよ。』

元「はっ！どうかな！」

お互い顔を見合わせて
笑い合うとそのまま歩き出した。

部屋に付いてベッドの上にAをおろす。

「んー…ひかるー？」

『あ、起きた。
　A、水飲む？』

「んー、行かないで。
　やっと会えたのに離れないで。」

目をうっすら開けて俺のことを見つめて
首に腕を回して抱きついてくるA。

可愛いくて思わず
おでこにちゅっとキスをした。

『ん、どこにも行かないよ。
　今日はここに泊まる。』

「もっとキスして。」

『そんな可愛いこと言われたら
　止まんないから。』

てか久しぶりに会えて
顔見た時からずっとヤバかった。

やっぱりAのことめちゃくちゃ好きで
しょうがないんだなって
改めて思った。

こんなに好きで愛おしいと思うのは
はじめてで
A以外なんてほんとに考えられない。

おでこから、こめかみ、耳、
と順番にキスして下りていく。

「好き。好きなの照。
　大好き。」

『俺も。愛してる。』

お互いすっと引き寄せられて
唇に吸い付いた。

何度も角度を変えて啄むようにキスをする。

ちゅっちゅっ

「んっ…もっと」

『A口あけて…』

素直に開けてくれた口に舌を入れて
Aの舌を絡めとるように
深い深いキスをする。

会えなかった時間を埋めるように
何度も何度も。

「んっ、あっ…」

『A…』

お互いの口を繋ぐ銀色の糸が伸びる。

もう理性なんて弾き飛んで

無我夢中でAを抱いた。