chocolate...2【黄】 (ページ4)

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sweet...51 ページ4

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一緒に一階に降りて
バイバイしようと思ったら

「ちょっとAの仕事姿
　見てていい？」

って聞いてきた照。

「邪魔しないから。」

『うん、全然いいけど、、、
　そんな面白いもんじゃないけどいい？笑』

「ふふふっ、うん、見てみたい。」

照に見守れながら
チョコレートをテンパリングする。

『なんか、、、緊張する。笑』

「気にしないで。笑」

そう言われてもなぁ、、、

でも仕事を進めてたら、

今日の気温と湿度的に
なかなか上手くいかないところもあって、

思わず照の存在を忘れて←
集中してしまった。

「集中してるとこごめん。
　俺そろそろ帰るよ。」

『あ！ごめん！』

「ううん、集中して仕事してる
　Aの姿見れて良かった。
　なんか元気もらった。笑」

『そお？笑
　なら良かった。』

なんてお互いニコニコしながら
話してたら、、、

「おはようござ、、、」

『あ、ハジメおはよ。早いね。
　今日遅くていいって言ったのに！』

ハジメが出勤してきて
照と鉢合わせして
びっくりしてる。

照「あ、どーも。
　お邪魔してます。

　 A、また連絡するわ。
　じゃぁね。」

『あ、うん！
　気をつけてね。』

照「ん。」

照は最後に私の頭を
ポンポンと撫でて
ニコッと笑って
ハジメに軽く会釈して出て行った。

「え、、、今のって
　よく来る常連さんだよね？」

『あ、うん。

　実は彼氏、なんだよね///』

「、、、え、、、」

『常連さんに手を出すとか
　店長として有るまじき行為だとは
　重々承知しております、、、

　でも、初めてちゃんと
　人を好きになった気がするの、、、

　って、何語ってんだろね///』

ハジメは驚いた表情のまま
黙ってしまった。

というか、固まってる？

『てか、ハジメ聞いてる？
　、、、大丈夫？』

「あ、うん、、、」

『もーだから今日遅い出勤でいいって
　言ったのに。
　昨日も遅かったからまだ眠いでしょ？
　ごめんね。

　まだ時間あるし、
　ゆっくりしてていいよ。』

「大丈夫。ちゃんとやるから。」

とか言いつつ、

ハジメはその日１日、

ドアにぶつかったり
調理器具を落としたり
会計間違えたりと、

全然大丈夫じゃなさそうだった。

ちょっと働かせすぎかな。

ほんとよくできるからって
ハジメに頼りすぎるところがあるからな。

反省しなきゃ。