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sweet...75 ページ28





「A…」


『もしかしたら違う女の人のところに
 いるのかもとか、
 クリスマス一緒にいたの、
 その女の人だったんじゃないかとか
 
 そんなことばっかり考えちゃって、
 不安でしょうがなくて、

 辛くて苦しくて…』


思ってたことが口から出て、
止まらなくなっていた。

と、同時に言葉にしたら
余計に辛くなってきて
涙が溢れた。

みんなびっくりしてるけど、
もうそんなこと構ってられなくて、

止まらなかった。


『私ばっかり好きなんだよ。
 こんなに不安で苦しくて
 会いたくて仕方なくて
 好きすぎるのは私だけなんだよね。』


「違う」


『私のこと、飽きちゃった?
 
 嫌いになった?』


「違う」


『他に好きな人できちゃった?
 私のこと、
 
 好きじゃなくなっちゃった?』


「違うって!」


照は私の腕を引っ張って
やっとちゃんと私の目を見てくれた。


「ごめん!
 ごめんごめんごめんごめん!

 返事しなくてごめん!
 会いに来れなくてごめん!
 不安にさせてごめんなさい。

 俺、あの時、
 Aに風邪引かせちゃった時、

 何もしてあげられなくて、
 そもそも俺のせいで風邪引かせたのに、

 それなのに、何もできなくて。

 でも、アイツは、
 Aのこと何でも知ってて
 いろいろしてあげてて…」


『アイツって、ハジメのこと?』


「うん。
 何にもできない、知らない自分が
 情けなくて、悔しくて
 
 嫉妬した。

 そんな時ですら、嫉妬しちゃう自分は
 彼氏でいる資格、あるのかなって…」


深「岩本さん、何度もAちゃんに
  連絡しようとはしてたんだよ?
  でもなんて謝ろうか、なんて考えてるうちに
  またかけられなくなってって感じ?」


佐「そもそもめちゃくちゃ嫉妬深い人だからさ、
  うちの照さん。
  Aちゃんのこととなると、
  更に頭がカーッとなっちゃうみたい。」


「結局、頭冷やして、いろいろ考えてるうちに、
 仕事も忙しくなって、」


『…なにそれ。』


「え…A?」


『資格ってなに?
 そんなの照がいてくれるだけで私は十分なのに?
 
 むしろ照がいてくれなきゃ嫌なの。
 照じゃなきゃダメなの。
 照以外…いらないの。

 照は?違うの?』


「…違わない。

 俺もAじゃなきゃ無理。
 A以外いない。
 Aのことだけが好き。

 好きで好きでしょうがないくらい好きだよ。」

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設定タグ:岩本照 , SnowMan , 雪男   
作品ジャンル:タレント
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作者名:Aym:) | 作成日時:2022年5月20日 22時

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