chocolate...2【黄】 (ページ18)

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sweet...65 ページ18

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【Hikaru side...】

Aと付き合い始めて、
初めてのイベントらしいイベント。

しかもクリスマス。

かと言って、
こういう仕事してたら
クリスマスとか、
もちろん関係なく仕事で

Aも仕事だし、、、

そりゃぁ俺だって、
Aと初めて過ごすクリスマス
堪能したかったけど、

仕事終わりに
今後も一緒に仕事していくであろう
共演者さんとスタッフさんにご飯に誘われて
断れなかった。

まさか
その間ずっとAが待ってたなんて
知らずに、、、

『仕事終わった』の連絡を入れてから
飯に誘われて、スマホを開いてない。

Aお疲れ様!待ち合わせ場所、向かうね!

って連絡が来てたのが約３時間前。

その間、何回か電話が来てた。

A帰ります。

って連絡きてたのがさっき。

え？それまでずっと待ってたのか？
こんな寒い夜に外で？
しかも、雪降ってんじゃん！

いや、さすがにずっと外では
ありえないか、、、

なんて思いつつ
電話をかけたら、、、

「こんなくそ寒い中、こいつ待たせて、
　何がしたいわけ？
　ふざけてんの？」

待ってた？
え、だって３時間くらい経ってたぞ、、、
嘘だろ、、、

「とりあえず、もう連絡してくんな。
　明日もこいつは行かせないから。」

そうアイツに言われて、
何も言えなかった。
言い返せなかった。

俺は自分をめちゃくちゃ責めた。

Aが優しいから、
会えなくても文句言わないし、

俺の仕事を理解してくれてるからって

ちょっと甘えてた。

ちょっとAなら大丈夫かって
思ってた部分があった。

まさかずっと待ってたなんて
思ってもなかった。

なんてただの言い訳に過ぎない。

Aになんてお詫びをしたらいいのか、、、

今からでも会いに行って
謝りたい。

会って抱きしめて
ごめんって言いたい。

けど、もう時間が時間で
Aの仕事のことも考えるとできなかった。

アイツの言う通りにするしかない。
それもそれで腹が立つ。

とりあえず、、、

明日はちゃんと謝りにいこう。

誠意を持ってしっかり謝れば
きっとAは許してくれる。

そう思ってた俺は

やっぱりAに甘えすぎてたんだな。
って、

後になって気づいて

後悔した。

後悔したって、もう遅いのに、、、