chocolate...【黄】 (ページ10)

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sweet...7 ページ10

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自分の返信を見ても
可愛らしくなくて、そっけない文章。

もっとちゃんと絵文字とか考えて
送れば良かったかな、、、
なんて思っていたら、

すぐに返信がきた。

照いつもそうやって聞かれたら
　お客さんに連絡先教えてるの?

言われてみれば
お客さんに連絡先を聞かれることは
パリで修行してる時からよくあった。

でも今まで１度も教えたことはなかった。

Aいえ、照さんがはじめてです。

照ほんとに?

Aはい!ほんとです!
　聞かれても教えたことないです!

照まじで?それがほんとなら、
　なんで俺には教えてくれたの?

なんで、、、か。

なんでだろう、、、笑

照さんが特別だから？

特別、、、なんで？

またモヤモヤが返ってきて、考えても考えても
分からなかったので、
そのまま伝えることにした。

Aなんで、と聞かれると分からないんですが、、、
きっと照さんは特別なお客さんだからです!

そう返事をしたら、

返ってこなくなったLINE。

(え、、、なんか間違えたかな、、、

　もしかして、引かれた！？)

分からない。
やっぱりお客さんと連絡先交換するもんじゃなかったな。
と後悔して、
照さんがこれでもうお店に来てくれなくなったら
と思うとショックでたまらなかった。

そもそもなんで自分は
照さんとのやりとりで
こんなにも喜んだり、落ち込んだり、動揺したり、
してしまうのか、、、

なんて考えるとまた
モヤモヤしちゃうので考えるのをやめ、

定休日明けの仕込みをこなし、

自分の住居スペースである、

店の２階へと移動したのだった。

ー

シャワーを浴びて、ソファへ横になる。

(今日はご飯めんどくさいからいいかなー、、、)

なんとなくまたスマホを見ると

１件の着信履歴

その相手は、、、

「えっ！！照さん！？」

その表示にびっくりして
思わずスマホを落としそうになった。

慌てて握り直したところにまた着信が。

その相手ももちろん

照さん。

『も、もしもし！すみません！
　シャワー浴びてました！』

「あ、そうだったんだ。
　ごめん、いきなり電話しちゃって、、、」

『い、いえ、大丈夫です！
　もう仕事も終わって家にいるので、、、』

「そっか！お疲れ様。」

『お疲れ様です。』

「ちょっと、聞きたいことあって、、、

　聞いてもいい？」