chocolate...【黄】 (ページ23)

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sweet...20 ページ23

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所謂、顎クイというやつをされて

キスしてしまうんじゃないかってくらい

至近距離の顔。

私の心臓がもう限界を迎えそうなほど

ドキドキドキドキいってる。

顔も熱くて
赤くなってるのが分かる。

「また顔真っ赤になってるし。笑
　かわい。」

『なっ///』

、、、なんか、もう

いろいろ限界。

『ーっ！！もう！無理っ！！』

「え、、、なに？どした？！

　泣きそうな顔してるし！
　ごめん。嫌だった？」

『違う！違うくて、、、

　照、すごい女の人の扱い？慣れてて
　ずっと余裕そうなのに

　私は照のそういう行動とか
　言葉ひとつひとつに
　1人でずっとドキドキドキドキしてて、、、

　なんか辛い。』

そう言って、両手で顔を覆った。

私はすぐ泣く女が嫌い。

だから泣いたりは絶対しないけど、

これ以上、こんな顔を見られたくなくて
隠した。

「、、、そんな風に考えてたんだ、、、

　Aに嘘つきたくないから
　正直に言うけど、

　確かに、今まで女に困ったことないし、
　仕事柄、女の人の扱いとかよく分かってるつもり。」

やっぱりそうだよね。

分かってたけど
本人の口から言われると
結構くるな。

「でも、、、違うよ。
　ちょっと手、貸して。」

そう言って私の手を掴んで

照の胸に添えられた。

すると鍛え上げられた厚い胸板なのに

心臓の鼓動がすごくドキドキドキドキしてるのが
伝わってきた。

「ほら、分かる？

　Aが横にいるだけで
　俺だってドキドキが止まらない。

　余裕なんて全然ないよ。」

『照、、、』

「大音量すぎて隣に座ってるAに
　聞こえてるんじゃないかって、
　余計にドキドキしてた。笑」

そうなんだ、、、

『ふふふっほんとだ。
　すごいドキドキしてる。』

「でしょ？笑
　心臓が口から出そうって思ってた。」

『それ、私も思ってた。笑』

２人してヤバイね。
って笑う照。

そっか。そうなんだ。
照も一緒だったんだ。
私ばっかりじゃなかった。

照も私にドキドキしてくれてた。

それだけで嬉しくて
安心した。

『それにしても、、、
　すごい胸板。

　ちょっと触っていい？笑』

「いいけど、、、
　ドキドキしちゃうから程々にしてね。笑」

なんて可愛いことを言う照。

こんなにかっこいいと可愛いを
兼ね備えてる男の人他にいる？

きっといないよ。

そう言うところも含め
もう私は完全に、照に夢中になってる。