chocolate...【黄】 (ページ11)

今日:32 hit、昨日:377 hit、合計:259,683 hit

sweet...8 ページ11

、
、
、
、
『はい！なんですか？』

「俺のこと、特別なお客さん、って
　言ってくれたじゃん？
　あれは本心？それとも営業トーク？」

『え、もちろん本心ですよ！
　今までお客さんに連絡先教えたこともないってのも
　ほんとなので！』

「ほんとにー？笑
　Aさん可愛いから、いっぱい
　聞かれたことあるでしょ？」

『か、可愛いって！そんなっ！
　ひ、照さんこそ！
　そうやっていろんな人に言ってるんじゃないですか！』

「俺は思ったこと言ってるだけ。」

あ、否定はしないんだ。笑

『照さん、モテそうですもんね。』

「モテる、、、っていうのかなぁ？
　まぁそれなりにファンはいるよ。笑」

『ん？ファン？』

「うん。笑
　まぁさ、本心っていうなら
　その特別なお客さんからのお願いです。」

『またお願いですか？笑
　今日は誕生日だから、特別いいですよ。』

「敬語やめてよ。
　なんかよそよそしくて嫌なんだよね。」

『え、、、でも、、、』

「お願い。特別、、、なんでしょ？」

そお言われても、照さんは
大事なお客さんだし、、、

お客様に馴れ馴れしくしていいものか、、、

「ダメ？」

そお言われると、お店で連絡先聞かれた時みたいに
上目遣いで、少し拗ねた様な表情の照さんが
パッと浮かんだ。

拗ねた様な表情もまた、可愛くて
ドキッとした。

『分かりまし、、、分かった。
　ほんと、照さんだから特別ね？笑』

「照さん、じゃなくて、照で。
　ね、俺もAって呼ぶ。」

『えー！呼び捨てはハードル高いなぁ！』

「てか、Aっていくつなの？」

さっそく呼び捨てしてるし！笑

『人の話聞いてる？笑

　歳は27だよ。』

「え！ならタメじゃん！
　27で自分の店持つとかすごすぎじゃね？」

『そうかなー？
　まぁ人生そのためだけに捧げてきたからね。

　あ、でもこないだ学生さんかと思ったって
　言ってたよね。』

「はははっごめんごめん。
　だって、A、小さいし！笑」

『えー、サイズの問題？笑
　まぁよく子ども店長って言われるけど、、、』

「ぶはははっ子ども店長！やばっ！
　それめっちゃ面白い！」

照との電話が楽しくて
つい時間を忘れてしまっていた。

『あ、照、時間大丈夫？』

「うん、明日休みだし。
　Aこそ大丈夫？」

『私も明日、定休日だから大丈夫。』

「あ、ならさ、

　明日飯いこうよ。」