chocolate...3【黄】 (ページ4)

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sweet...100 ページ4

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どうやらソファで眠ってしまってた様で

目を覚ますとそこには
大好きで大好きでたまらない人がいた。

それだけで胸がいっぱいになるほど
嬉しいのに

照は「生まれてきてくれてありがとう」なんて
言ってくれた。

そんな嬉しい言葉、誰にも言われたことなくて
しかもそれを
大好きな照が言ってくれたと思うと

あー今まで生きてきてほんとに良かった
って心の底から思った。

照「そうだ。これ…」

『ん？わー！！
　素敵な花束！！ひまわり？』

照「うん。1番最初に目に入ったから。」

『ありがとう！
　ひまわり大好きなの！
　この時期にもあるんだねぇ。』

照「Aにぴったりだと思って。」

『ありがとー！
　黄色大好きだから。笑』

照「知ってる。笑

　もうひとつ花、買ってあるんだ。」

『え？もうひとつ？』

照「うん。
　これはAのお母さんの分。
　明日会いに行こ。」

『…お墓参り？
　一緒に来てくれるの？』

照「うん。いい？」

『ありがとう。
　お母さんもひまわり大好きだったから
　喜ぶよ。』

照は花束だけじゃなくて
プレゼントまで用意してくれてた。

ブランド物のネックレス。

『可愛い！ありがとう！』

照「気に入った？」

『うん！めちゃくちゃ好み！
　さすがだね。』

照「良かった。
　つける？貸して？」

背中を向けると腕を回して
ネックレスを付けてくれた。

照「うん。似合ってる。」

『ありがとう。』

照に笑いかけるとそのまま後ろからハグしてくれた。

照「ねぇ、A？」

そのまま耳元で話すもんだから、
少しくすぐったい。

『ふふふっなぁに？』

照「俺、ずっとAと一緒にいたい。
　俺はいなくならないから、
　ずっと一緒にいような。」
　

『うん。ずっと一緒にいようね。』

照「ん。約束。」

そう言って小指を絡めてくる照。

こんな男らしくて大きい体なのに、
やることがいつも可愛いんだよなー。笑

『約束。』

その後、照にたくさん
バレンタインのチョコレートを渡して

一緒にショコラケーキを食べて
お祝いしてもらった。

今まで生きてきた中で
1番素敵な誕生日になった。