僕等のマンネは片思い【SVT】4 (ページ33)

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ジョングク side

騒がしく手を繋いでこちらに向かってくる２人組に目が行き足早になる
手を繋いでるだけで少しだけ苛立つ
更に苛立ちに追い打ちをかけるように立ち止まって会話をしながらAが少し嬉しそうに照れるような表情になるから余計に腹立つ

JK「A」

you『オッパ達なんで一緒なんですか？』

JK「すぐそこで会ったから少し話しながら歩いてたんだけど」

MG「違うだろ、Aの所に行くって言ったらジョングクが勝手についてきたんだ」

JH「なんで来たんだよ、大人しく練習室居ればよかったのに」

you『驚かせたかったのに…』

MG「待ちきれなかったんだ、今年は赤ずきんちゃん？」

JK「俺に会えるのも嫌だった？」

you『赤ずきんちゃんなんだけどあまり物語知らないんです。会いたくてもいつも忙しそうなのはオッパでしょー』

MG「絵本買って今日の夜オッパがベッドで読んであげるねぇ」

JH「おい、ミンギュつまらないからその冗談やめろ」

MG「冗談なんかじゃな…」

JK「本気ならお前をここで縛りつける事になるけど？」

どうしたら良いのか分からず俺達の顔を見回して焦り顔のA
困り顔になると余計に幼く見えるせいで庇護欲が湧いてくる

you『あの、２人とも先に練習室行っててください。少しだけグクオッパと話してから行きます』

２人同時に嫌そうな顔になるから仲が良いな、とか考えてれば２人の返答を待たずに俺の手を取って歩き出す

JK「俺が使ってる作業室でもいい？」

you『うん、会社大きいから今でも迷子になっちゃうよね？』

JK「そうかー？」

you『そんな事ない？Aが行ける場所が限られてるから余計にそう思うのかも』

JK「限られてる？」

you『メンバーもだけど通ったり行っちゃだめですよーって所があるみたいです。だから少しだけ迷っちゃう時があって…ってオッパ多分こっちは行っちゃだめな所かも』

JK「俺と一緒だから大丈夫」

俺達グループは基本行ってはいけない場所等はない
だけど後輩グループや違う事務所のグループだったり性別の違うグループには決まった場所があるのかもしれないと思う事にした
俺が普段使ってる作業室に着く

JK「ほら、着いた」

you『おじゃまします』

JK「好きなとこ座って」

you『ここオッパ専用？あっAと活動した時のやつ！』

JK「うん、俺の物ばっかだから専用なの…かな？」

お湯を入れるだけの簡単なインスタントのミルクティを入れながら答える
Aは部屋を見回す