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you side
急なサイレンで驚いて目が覚める
いつの間に寝てしまったのか解らないが既に朝だ
周りを見ればハニオッパとスングァンオッパが両隣で寝てる
まだ立ち上がれないせいで四つん這いでテントを出ると同じタイミングで起きたクプスオッパもハンモックから降りて椅子に座るのを見て隣に座る
起きてこないメンバーが多いからか更にサイレンが鳴り響く
煩さからクプスオッパの腕で耳というか頭をガードして目を閉じる
SC「やーA、そろそろ皆集まるから目を開けないと」
you『うー』
腕に頭をグリグリ押し付けながら、しっかり離さない
クプスオッパの匂いが好きだ、少し高い体温も身体の厚みも全部
SC「どうした？暑い？オッパの帽子被るか？」
you『お腹空きました…』
また誤魔化してしまった
心配されると嬉しい、子供扱いは嫌、もっと触ってたい、だけど子供だから触れられてる
クプスオッパと目が合うと嬉しいし、触るとドキドキする
だけど最近ハニオッパにも同じ感覚になる
むしろハニオッパにこの状態を見られると言い訳したいくらい後ろめたさを感じる
Aを見る目が優しくて目が合えばドキドキするだけじゃなくて幸せに思えてくるから不思議だ
もう自分が解らない、本当は誰が好きなのか…嫌な子みたいだ
嫌な自分を隠すみたいに能天気なふりをする
SC「お？昨日と同じ料理があるな」
SG「昨日を繰り返してるみたいなシチュエーション…？」
you『大変だっ、Aがマカロン食べますっ』
MG「ちょっ、２個も？誰も取り上げないから、Aゆっくり食べないと」
you『むぐっ』
JH「ほら口に付いてる」
慌てて頬張ったマカロンのせいで口の横についたクリームを笑いながらハニオッパが拭ってくれる
やはりサイレンが鳴る
Aの心臓もサイレンと同調したみたいに高鳴る
聞こえてるんじゃないかと誤魔化すために片方のマカロンをハニオッパの口元に持ってくと小さく一口囓って、そのまま残りのマカロンをAの口に運ぶ
何でか周りが騒ぎだすけど
余裕そうなかっこよさにAはハニオッパから目が離せない
溶けそうな笑顔で頭を優しく撫でる姿は全部肯定して甘やかされてる気分になる
ハニオッパは危険だ
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作者名：はるた | 作成日時：2022年7月21日 1時
