僕等のマンネは片思い【SVT】4 (ページ28)

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ミンギュ side

こんなに早く待ち合わせて練習とか言っていたがディノも多分俺と同じ事を考えていたんだろう
練習風景だか休憩合間の一コマを動画だか画像を撮る気満々といった感じのくせに偉そうだ

MG「おい、今日はだめだから。Aは俺の！専属だからお前が撮るのは無理だよ」

DN「どーゆ意味ですか…」

you『ミンギュオッパと約束してて』

DN「ダンスの…コンテンツ動画撮りたかったんだけど」

うそつけ
本当は自分のSNS投稿用だろ
カラットからの評判が良くて調子にのってるみたいだが俺のが上手く撮れる

you『３人で撮るのはどう？』

DN「…無理して今日撮らなくてもいいから」

you『ごめんなさい』

MG「とりあえずストレッチ」

you『はーい、身体の柔らかさでは定評のあるルアナです！』

MG「どれどれ？」

you『んふふ、見て見て』

開脚してぺたっと上半身を床に付けても余裕そうだ
女の子は身体も匂いも柔らかそうだからすごいと思う
実際は凄く細くて触ったら壊してしまいそうなのに見た目はフワフワと全部が柔らかそうで不思議だ

カメラを固定して俺もストレスを始める

you『オッパ…もっと床に近付けて』

MG「これ以上無理…押して」

you『はーい、かっ、かた…ディノも押してっ』

DN「いやだ」

you『もぉ…乗っていいですか？』

MG「おっ、乗って乗って」

DN「ちょっ…ふは」

おぶさるように乗ってくれるのかと思えば
鏡越しから見える乗り方は普通に俺の背中とは逆を向き椅子に腰かけるように乗るから不満が漏れる

MG「それ無意味、軽すぎて何の助けにもなってないけど」

you『そんな事言われても…てかオッパこそ鍛えすぎで硬くて痛い』

MG「やーひどい。身体も大きくなるし力も増えるから良い事ばっかなのに」

you『あ！してほしいのあります。人間メリーゴーランド』

MG「えー…危ないんじゃ」

you『大丈夫っあそこのマットもってくるから。重かったらマットに投げて下さい』

俺と肩組みするように背伸びして俺の肩にAの腕が乗る
俺はAの腰より少し上に腕を回して持ち上げながらゆっくり回りだす

you『ぃひひひひっ、すごっ、ひゃー』

MG「やー笑い声っ、ふはははっうははははは」

DN「ゔぅっ」

笑い方に釣られて俺まで笑ってしまったせいでディノの方に傾いてしまう
ぶんぶん振り回されてるAの足がディノの太ももを直撃すればマットの近くでディノが蹲り
俺とAはその衝撃でマットの上に転がる