僕等のマンネは片思い【SVT】4 (ページ27)

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Weverse投稿合戦ページ27

ミンギュ side

はじまりは俺からだった

Aのリラックスしたオフ感のある表情や自分にしか撮れないと思い込んでるオタク全開の、とっておきの画像や動画を投稿してマウント合戦で現在祭り状態だ

まだこの投稿にAは気付いていない
俺達が飽きるまで気付きそうにないのも相まって安心して連投をしている

なぜって？妹はSNS不精だ
多分スマホが無くても生きていけるタイプだ

そんな訳で気付いた時には後の祭りってわけだ

you『オッパあのね、』

MG「どうした？そのスムージーうまいだろ」

you『うんっヨーグルトも入ってて凄く好き。オッパ？あのね最近なんで皆してAの事撮るの…？何か企んでるって本当？』

MG「俺は元々撮るの好きだしっAと居るといつも撮るだろ？それに企んでるなんて誰に言われたの」

you『スタッフオンニに聞いたら何か企んでるかもしれないから気を付けなさいって言われたの、それでオッパが一番パシャパシャしてるから何かあるのかなって思って』

MG「何もないけど？何も企んでないし。可愛いから撮ってるだけ！てか嫌なの？」

you『うーん…嫌っていうか、撮るばっかで話し聞いてくれない』

MG「聞いてるよっ！」

図星だ、ギクッとしてしまったのは内緒だ
確かに俺が一番撮ってる気がする…

だがそれには理由もある
俺が一番可愛く撮れるという自信があるのに
ディノが撮った練習中の休憩動画のAがカラットから好評な上に本当に可愛くて悔しかったのが大きい

you『チャニと早めに練習する約束だから行かなきゃ』

MG「だめ、やだ」

you『え？』

ディノの事を考えてれば話題に出るから少しだけ頭にくる
俺の声音で苛ついてるのに気付いたみたいだ

you『オッパどうしたの？何か嫌な事しちゃいましたか？』

MG「Aはいつだって俺の事は後回しだ…」

オロオロしだす妹
妹なんて思った事がないのに妹と言って思わなきゃいけない
俺には本当の妹がいる、その妹と同じ存在では、確実にない

you『オッパの事を後回しにするとか思った事ないです』

MG「じゃあ…今日は俺の専属モデルになるって約束して」

you『専属…？一緒に撮るならいいですよ』

そんなやり取りをしてれば練習の時間が迫ってきて２人で慌てて練習室に向かうが遅刻してディノに怒られる

全体練習より相当早く待ち合わせしてたみたいだ
俺が一緒に居るのが余計に不機嫌そうだが知らんぷりしてAの隣でストレッチを始める