僕等のマンネは片思い【SVT】4 (ページ19)

今日:18 hit、昨日:29 hit、合計:84,815 hit

・ページ19

エスクプス side

マネヒョンも誘ったが予定があると断られ
食べ終わる頃に連絡する約束をして俺達を店の前で降ろしていく

SC「Aは好きなだけいっぱい食えよ」

you『はいっ』

JH「てかお前らいつまで手繋いでるの？」

you『今日は特別にってお願いしてて』

JH「じゃあ俺とも繋いで？」

SC「もう店入るし帰りでいいだろ」

今日の俺は変だ
Aをジョンハンに触られたくない
別にAが困ってるわけでもないのに俺が嫌みたいだ

丸い円卓テーブルに丸いソファのお陰で誰がどこに座るか揉める事もなく自然とAを囲むように座る

何がオススメか聞かれながら悩むふりをしながら笑顔で見つめる
Aが目を離しても俺はずっと目で負う
いつもとは逆みたいに、いつもはAを見ると俺と目が合う

あぁ、この可愛い妹はいつも俺を気にかけてくれてたんだと気付く

you『いっぱい頼んじゃいましたけど大丈夫かな…』

JH「スンチョルが沢山食べるから余裕、余裕」

SC「やー大食漢みたいに言いやがって、お前も食べろよジョンハン」

you『ジョンハンオッパはそんなにお腹空いてなかったですか？』

JH「Aと会ったからお腹空いてきたし食べたらきっと眠くなるから帰って一緒に昼寝しよう」

you『あまり寝てない？』

JH「うーん？心配で…本当はオッパも病院に行きたかったんだけど」

SC「皆行きたがるからやめようってなっただろ」

JH「わかってるから、少し喋らせてくれよ…A？ご飯の前に髪結ぼうか、やってあげる」

you『ありがとうございます』

なんだこれ、イライラする。
いつものジョンハンと俺の立場が逆転した感覚に陥る
大人しく髪を触られて少し下を向いているAを見ると意地でも俺に目線を向かせたくなる、だけど俺はそれを出来ない
ジョンハンの指に意識を集中させてるのも分かるから俺は見つめる事しか出来ない

SC「キレイだ…」

you『ん？オッパ何か言いましたか？』

SC「いや、よかったな」

笑顔で答える、少し恥ずかしそうに髪を結んでもらうA
この顔を引き出してるのはジョンハンだ
お似合いとはこういう事なんだろう

SC「よし！沢山焼くから沢山食べよう」

JH「俺がやるから２人共食べな、ほらスンチョル、トング貸して」

こいつは何だかんだ俺より優しい
素直に渡せば笑顔で受け取る、何でもない笑顔でもこいつがやると優雅だ
ずるいと思ってしまう