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エスクプス side


小さな手をとって歩きながらテンポに合わせて強弱をつけて握れば笑顔になるAを見ると嬉しくなる
昨日から、この顔を見たかった気がする

車のドアを開けてやればジョンハンが乗ってるのに気付く
目線はAから俺に向く
不機嫌そうな顔をしたが一瞬で普通の顔をつくる

どうしたものかと見てれば誰も口を開かないから
仕方なく俺が話しはじめる


SC「ヒョン迎えにきてくれてありがとうございます」

MJ「いや無事で安心したよ」

you『早い時間なのにありがとうございます』

SC「ジョンハニまで乗せてもらって…お前も来るなんてな」

JH「ああ、Aが心配でマネヒョンに頼んで一緒に来たんだ」

SC「A乗ろう?」


繋いだ手を離すかどうか悩んでれば
今度は逆にAが俺の手を強く握るから合図をするように軽く握り返す

ジョンハンの視線は繋いだ手に向けられるが気付かないふりして
車に乗ってAの隣に座る


JH「Aごめん、昨日は俺が嫌な思いにさせて本当にごめん」

you『違うんです、最近少し疲れてたみたいでオッパのせいじゃないです』

JH「だけど…目が」


そう言ってAの顔に触れようとするから俺は思わずジョンハンの腕を掴んで顔に触れる直前で止めてしまう
ジョンハンは、なんだよと言いたそうな怪訝そうな目線を送ってくる


SC「いや、えーと、そう!お前は触るな、罰だよ罰」

JH「はぁ?」


言い淀んだ俺に不満そうな声と顔を向けてくる
俺は基本ジョンハンに甘い。
いつもならやりたい事を自由にさせてるが今は手が勝手に動いてしまい自分でも驚いたくらいだ
咄嗟に触らせたくないと思ってしまったような気がする
Aも不思議そうな顔で俺を見るが
先程の不安そうな態度で俺がジョンハンを止めたと思ったみたいだ
慌てて喋りだす


you『さっき私が不安がってたからクプスオッパが気にしてくれたんだと思います』

JH「そう、後で少し俺と2人で話そう、ご飯は?何か食べながらでも」

you『クプスオッパが美味しいお肉のお店連れてってくれるって』

JH「俺もいく」

SC「えっ!いやお前まで来ると目立つから」

JH「今一緒にいるのに俺だけ置いてくのはひどいだろ」

you『あ…Aがご馳走します、皆も誘ってもいいし…クプスオッパいいですか?』


Aは仲間はずれとか酷いって言葉に弱い
もとはジョンハンが悪いんだろうから放っておけばいいのに優しいから気にかけてしまう

俺は溜め息をついて了承する

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作者名:はるた | 作成日時:2022年7月21日 1時

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