僕等のマンネは片思い【SVT】2 (ページ39)

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ミンギュ side

今思えば、こんな可愛い子が片思いしかした事がないなんて奇跡だ

ジョングクにクプスヒョン…相手もすごいが、筋肉系の意外と可愛い感じが好きなのか？俺でも良さそうじゃないか？

それにグギが恋愛がどうとか考える前の子供時代で本当に良かったと思ってる、脅威ではあるが、もうあいつの出番は無いと考えておく

今は誰よりもジョンハンヒョンが危険だ。
悪知恵ばかり働くせいでAも知らない間に付き合ってたって事にされそうで気が気でない
こんなボロクソ言ってるけど

見た目が良い、そして思ってる以上に性格も良いから腹立たしい

you『あっ！今日一緒に映画見る約束だよ？』

MG「ちゃんと覚えてる、Aの好きなお菓子も沢山買ってあるから」

you『わー早く帰ってお菓子食べましょっ』

MG「まだ仕事残ってるだろ。あとしーっ他のメンバーに内緒」

you『はぁーい、Aファイティン、あと少しでお菓子ファイティン』

俺の手をぶんぶんと振り回してファイティンと言い続けてるから可愛くて笑ってしまう。

退勤する頃には２０時も越えてたがご飯も風呂も済ませれば後は寝るだけの状態で映画を選ぶ

MG「どーゆのが見たい？」

you『ハラハラドキドキ？スカッとするやつ？』

解説を読みながらあーでもないと話してればコレがいいって勢いよく指差したのは多分ホラーサスペンスだ。
表紙は可愛らしい少女だが、内容を見ればこの可愛らしい女の子が恐怖を与えると書いてあるが…
怖いのが苦手なAが見れるのか心配になって大丈夫か聞いてみれば意味の解らない返答が返ってくる

you『可愛いは正義だもん！絶対大丈夫です』

MG「お、おん。そっ…か、じゃあ見るか」

そう言って観た事を後悔するのが３０分後だ。
俺はホラーもある程度大丈夫だし楽しめるがAは苦手だ、見始めは強がって大丈夫なふりをしていたが怖がらせる気満々の映像には勝てずに
お気に入りのグミを口に入れるのも忘れて手に握り込んだまま俺にしがみついてくる。
嬉しいが今は手に握ってるグミの心配が勝ってしまっている

可哀想だが俺から引き剥がして指を開いて見れば糖衣が見事にポロポロ剥がれて手にベタベタとくっついてしまっている

you『うぁー…お、おっぱぁ…』

MG「まてまて、先手拭こう。ほらキレイにしてあげるから」

you『あのエギ女の子怖いよぉ…な、なんで、はぅ、こっち見たぁー』

MG「ちょっ、落ち着いて、Aまって…ははっ拭けたから。おいで」