僕等のマンネは片思い【SVT】2 (ページ36)

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ジョンハン side

思わず指輪を手に取ると
少し驚き後ろに下がるけど思い切りは下がれないでいる

Aが慌ててる顔を見せるが僕はそれに構ってる余裕なく喋る

JH「これクリスマスの…」

you『大事だから…してるのは嫌ですか？』

JH「嫌って？」

you『嫌われてるのにネックレス…着けてるの見るの、いやですよね』

JH「え…」

そんな事はないって言葉が出てくるよりも、随分リアルで僕に優しくない幻覚だか夢だなって考えてしまう。

you『そんな事よりオッパ寝ないと、ですよ』

JH「まって」

高熱で入らない力を振り絞って
Aを後ろから抱き寄せて
耳元で、違う嬉しいと言い
うなじの横に口吻て軽く吸い付けば赤い跡が付く
Aは何をされてるのか解らず困惑してる

そのまま力尽きて体を離して僕は枕に倒れるから
Aが慌てふためく

you『オッパ、本当に寝ないと熱が…』

JH「お願い、頭撫でてほしい」

you『はい…ちゃんと眠るまでいます』

そう言われて、額の汗を拭きながら撫でてくれる

心地よくて眠くなるが、眠るのが勿体なく感じる

Aは幻覚だろうが本物だろうが優しい

スンチョルの事が好きなA
Aを気にしてるスンチョル

現実だけが僕にシビアだ

そんな事を考えつつ、そのまま意識を手放した

翌日起きれば、いつも通り
Aに会うことも無ければ
スンチョルからは話し合った内容の再確認を何度もされ

全体練習はするけど余計な事は言うな構うなと言われた

やっぱり夢だったかと思って、また僕は嫌な奴に逆戻りだ

・

全体練習ではパフォチの鉄壁でスングァンでさえ近付けない
なんだかボディガードのコントみたいだ…

ジュン→ホシ→ディエイト→ディノの順で通過しなきゃいけない困難があるようだ
当のAは狭いスペースで真面目にダンスしていて相手にしていない

全体で合わせる前にAが髪を結いたいとディノに話していて
周りに見せつけるようにディノが髪を束ねてあげている
ぼんやり見てれば、やはりネックレスはしてないようで
本当に幻覚だったかとガッカリしていればディノが騒ぎ出す

DN「A！これどうしたの？赤くなってる」

you『ん？なんだろ？ニキビか虫刺され？皮膚科行ったほうがいい？』

DN「え…いや、虫刺されか。何も無いなら行かなくて…」

思わず小走りでディノの真横まで行ってAの首を見る

ディノがギョッとしてるが構わず凝視してしまう