僕等のマンネは片思い【SVT】2 (ページ33)

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エスクプス side

メンバー達が不安がってたのも知ってるし
ちゃんと説明しなかった俺達も悪い

会社が決定してしまえば断りきれない場合もある
何よりAがやりたいならそれが一番だと思っていた

Aから聞くより前に会社から伝えられた。
その時は当然ジョングクとAが持ち出した話しなのだと思っていた
それならやらせてあげたいと思ったから了承した

会社同士で決定したみたいだけどこんな事本当にやっていいのかと不安そうなAからの連絡で悟った
全て後手だった、断るにも決定してしまった後では何も出来ない

せめて不安を消し去りたくて良い経験として思いきり楽しんでおいでと伝えた。
これは俺だけじゃなくてウジやホシも同意だった
だが結果がこれだ、不安を消すどころか増やしてる

Aと手を繋いで俺の部屋まで連れてきてしまった

SC「Aビックリしたか？」

you『オッパ違うの。多分Aの最近の態度でオッパ達を不安にさせてしまって』

SC「やーそんなわけないだろ、強がるのは終わり。ほら怖かったよな」

強張った笑顔になってるAの頬を両手で挟めば
見る見る間に八の字眉になって泣くまいと目を瞑ってしまう

you『き、嫌われてしまいました、もうグループには居られな…いですか』

SC「そんな事はさせない、誰が欠けてもだめな約束だろ。俺達は誰かが欠けたら終わりだ」

you『皆に迷惑かけたくないです…休止します。皆が決めてください』

SC「おい…だめだ」

you『皆に任せます。AはSEVENTEEN以外ないです…皆とじゃなければ芸能界に未練ないです』

SC「いやだ、誰が何と言おうと絶対抜けさせない。俺に必要なんだ」

you『ふふ…それが聞けただけで幸せです』

多分Aが抜けたら俺は誰のことも許せなくなるだろう
俺もジョングクもジョンハンもメンバーや会社や全ての人間を、だ

どんな結果でも幸せですって言う妹を思わず抱きしめる
こんな小さな体で精一杯耐えてるAを俺は手放せない

脱退させるくらいなら解散だ
これは誰が抜けても言い続けてきた俺達だけの決定事項だ

ルアナの体調不調による２週間の活動休止が発表された

次の活動のための休暇みたいな扱いである事を強調していたため要らない憶測や騒ぎにならない事を祈るばかりだ

メディア露出をしないだけで練習には参加もしている

俺達がやらなきゃいけないのは話し合いだ