僕等のマンネは片思い【SVT】2 (ページ32)

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イルコン終わりページ32

ジョンハン side

イルコンツアーも何とか問題もなく無事終了して日本デビューの発表もされたおかげで忙しくなるだろう
Aとはイルコン中の裏ではほとんど喋ってない

ジョングクとの動画も見た

メンバーが騒いでるのを僕は何処か他人事のように見ていたし
１枚膜が張った内側にいるような気分で聞こえてくる内容が何も頭に入ってこなかった

僕が思ったのは「あぁAはもうグループから居なくなるのかもな」って事と「あちらの方が楽しそうだな」って事だった

それにAに気遣える余裕が僕には無かった。

you『あの、ハニオッパ疲れてますか？よかったらこのビタミン飲んでください』

JH「いや大丈夫だよ。それより動画見た、今頃だけど良く出来てた」

you『えへへ、ありがとうございます。本当は皆に…』

JH「このグループ抜けるの？」

you『え？何言ってるんですか』

JH「皆言わないけど不安がってるよ、特にミンギュ」

you『え…』

JH「脱退して幸せならいいと思うよ、俺は」

you『ルアナはそんな邪魔ですか…？』

JH「楽しい方にいればいいと思う」

you『ぬ、抜けません。誰か１人でも欠けちゃダメって約束です』

JH「口約束だろ」

you『…静かに邪魔にならないように、す、するので』

SC「おいっ」

スンチョルが僕達の異変に気付いて凄い剣幕で割って入ってくる
Aを後ろに庇うように僕に向かって強い口調で制止しようとする

SC「ジョンハナ今なんて言ってた！？」

JH「楽しいなら脱退してもいいんじゃないかって話した」

SC「なんだよ、それ。Aは抜けたいなんて一言も言ってないだろ」

JH「勝手な事して新しい居場所見つけて抜けたいのかと思った」

SC「おい！ふざけんな、俺とウジとホシは事前に聞いてたし何より断れず…会社が頼んだんだよっ」

JH「だから？」

ガンっと僕の喉元を腕で壁に押さえ付ける
それを見てスンチョルを慌てて引っ張って止めようとするが全体重をかけてもジタバタするだけのA

you『だめっクプスオッパ！やめてください、だいじょ、大丈夫ですからっ離して、ハニオッパケガしちゃ…うー』

MG「ちょっ何してるんだっヒョン」

you『ミンギュオッパありがとうございます。でも違いますよ…私が悪いんでハニオッパ怒らせたの私です、ごめんなさい』

SC「おいでA」

僕とミンギュを置いてAの手を取って連れ去ってしまう
ため息を吐きその場にしゃがみ込む僕を見て困り果てるミンギュ

僕は滑稽か？