特別になりたくて_1

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その日の帰り道









学校の帰り道にある小さな公園にカップルがいた。

そのカップルは、まだ距離が初々しくて

私はぼーーっと見入ってしまった。








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『あっ！』








その彼氏は・・・潤だった。


私は潤と目があった。





『っ！』




私は逃げるように家に帰った。









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『何あの美しいカップル・・・・(泣)』






ベットにダイブして泣き崩れた。

久々に潤を見た気がする。





久々に会えたのに・・・隣には女がいるなんて・・・

そんなの望んでないよ・・・






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私は鏡を見た。





『マドンナより全然可愛くない・・・』





涙でメイクが落ちた顔を見て

つくづく勝ち目がないと感じた。






マドンナは、ほんのり茶髪の綺麗なストレートヘアで

スタイルも良くて、

モデルの仕事もしてるんだとか・・・





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『欠点がないんだよなぁマドンナは。』




私は、夢もなければ

可愛くもない。









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