検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:45,509 hit

紫紺会と彩光会 ページ6

ASide



紫紺会ー



それはこの街でかつてとても恐れられていた



ヤンキー集団のこと



そのリーダーは覆面をしていて



まともにその顔を見た者はいないが



とても喧嘩が強い



そして綺麗な紫色の学ランを着ている



そこから「紫紺会」という名前がついた



その会長というのが濱ちゃんであった



でも孤児院にいるときは



濱ちゃんは一切



そんな喧嘩っぱやい一面は見せへんかった



ただ夕方になるとどこかへふら〜っと消えていく



それが濱ちゃんの秘密やった



濱ちゃんはどこに行くのかも何も言わんかった



ただ一言だけ



「ちょっくら助けに行ってくるわ」と



それだけ言って孤児院を毎晩出ていた



その頃のうちはうちで



孤児院でもやさぐれとったから



あの真っ白な学ランの事も



うちが頭を張っていたヤンキー集団、



「彩光会」の事もみんな知っとった



紫紺会と彩光会



2つのヤンキー集団はついに激突の日を迎えた









当時、彩光会には会長のうちの他に



相棒で副会長、



コードネームは「シュピール」の大ちゃん



それから以前喧嘩をして吸収した



「陽光会」の会長、



コードネームは「キトルス」の照史くんたちが



所属しとった



そして「紫紺会」には



会長の濱ちゃん、



そして文ちゃんもおった事を補足しときたい









ーついにその日が来た



紫紺会に指定された空きビルの屋上で



2つのグループは対峙した



睨み合いが続く



そして最初の一手を打ったのは



照「おりゃあああ!!!」



照史くんやった



それを合図にお互いのグループが交差する



殴り殴られの時間



その中でうちは紫紺会の会長に詰め寄った



どんなに攻撃を加えても全てかわされてまう



せめて顔だけでも見たいー



そう考えたうちはその顔を隠すマスクを



一瞬の隙を見つけて取り去った



そこにいたのはまぎれもない濱ちゃんやった



A「濱ちゃっ…!!」



動揺したうちに濱ちゃんは一瞬顔を歪めはしたけど



うちの腹にグーパンをかましてきた



うちはそのまま崩れ落ちた



周りもそうやった



圧倒的な紫紺会の勝利やった



せやけどその中で紫紺会の会長、



つまり濱ちゃんの顔を見て気づいた人たちは



みんな動揺しとった

☆特別編☆照史くんの誕生日→←ぐったり濱ちゃん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆいはん | 作成日時:2017年8月26日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。