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濱ちゃんの笑顔 ページ14

ASide



一直線に濱ちゃんの方へ走っていく



やけどそう簡単に濱ちゃんには近づけなくて



大ちゃんと濱ちゃんだけやと思ってたその空間には



たくさんの男たちがおって



A「離せっ!!離せってば!!」



もがいとると大ちゃんがゆっくり歩いてきた



大「A、自分から来てくれるなんて



ありがたいなぁ」



A「うちが目当てなんやろ…?



もううちはきた、濱ちゃんを返して」



そうや、うちらは要求を飲んだ



やけど、大ちゃんの答えはそんなに甘くなかった



大「やけどな?A



濱田くんはAの居場所



教えてくれへんかってんで?









返すわけにはいかへんなぁ」









A「はぁ…?」



大ちゃんが冷たく言い放つと



うちはそのまま壁際で横たえていた濱ちゃんの横に



雑に投げ飛ばされた




A「痛った…」



崇「A、大丈夫か?」



顔を上げると見た事ないくらい傷だらけの濱ちゃん



A「ごめんな濱ちゃん



濱ちゃん助けに来たんやけど…



無理やった…っ」



涙が溢れて止まらない



うちのせいで濱ちゃんはこんなことになってしもた



ないとったら濱ちゃんがそっと抱きしめてくれた



そして優しく言ってくれた



崇「えらかったで?



誰にも手ぇあげへんかったんやろ?



俺、隣にAおってくれたら



何にも怖いことないわ、なっ?」



体を離すといつもよりずっと温かい



濱ちゃんの笑顔があった



その笑顔を見てからうちは大ちゃんに向き直った



A「大ちゃん



そのナイフで濱ちゃん殺すんやったら



うちを先に殺し」



崇「おいA、なんてこと言うねん…」



大「ええやろ、お望み通りにしたるわ」



大ちゃんはナイフを振りかざした









シュッ









A「…う、うっ」



崇「Aーっ!!!!」

俺らの救世主→←俺に秘められた力



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作者名:ゆいはん | 作成日時:2017年8月26日 16時

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